本屋に行ったときに

『王立院雲丸の生涯』が文庫化されているのを発見して、噴出しそうになった。この漫画はかなり昔にサンデーで連載されていたもので、劇画家池上遼一広井王子が原作を提供した作品。ガキの僕は、そのあまりにスピード感がない絵、少年誌ゆえに削除された男性器などにいちいちツボを突かれ笑いまくっていた。昔からヒネクレ者だったのだ。
しっかし帯に「サクラ大戦の原点がここにある」とか書かれても、内容を知ってる僕から見るとネタでやってるとしか思えない。ひとくちに広井王子っつってもいろいろあるわけで、『雲丸』は間違いなく彼のキャリアでは封印されるべきもののはず。本当に、なぜ今さら復刻されたのだろう?