ピクシーズ

久しぶりにピクシーズのライブ盤を聴いて、ああやっぱりかっこいいなあと改めて思い、彼らのアルバムを全部聴き直してみました。で、いつも迷うのが「ピクシーズの最高傑作は何だ?」ということなのです。別に決めなくていいような気がしないでもないですけれど。
ピクシーズの活動期間は短く、オリジナルアルバムは4枚しかリリースされていません(そのうちの一つはミニアルバムとのドッキングだから、正確には5枚だけど)。「Come on,pilgrim/Surfer Rosa」「Doolittle」「Bossanova」「Trompe le monde」の4作品。どれも最高でどれが一番なんて決められない。ファーストの乾いた雰囲気はクールだし、セカンドのポップは文句なしにイイし、3rdのメタリックなサウンドも心地いいし、4thの最後に向かって爆走する疾走感も捨てがたい。……
でもやっぱり人にオススメするという観点で選ぶのならば2ndの「Doolittle」ですかね。評論家やミュージシャンにもこれをベストに上げる人が多いみたいですし。ブラック・フランシスの狂気じみた叫びと、キム・ディールのコーラスが交差してなんとも言えないカッコよさ。「Debaser」や「Wave of Mutilation」、「Here comes your man」といった名曲たちの輝きはいつまでも失われることは無いでしょう。個人的にはジョーイ・サンティアゴの変態ギターが大好きです。