B'zファンは読むな

amazonでちょいと商品を見ていたのですが、その時に「ミカヂリさん向けの新商品情報」なるものを見つけたので覗いて見ました。過去の購買商品や参照履歴から僕へのオススメ商品をアマゾンがピックアップしてくれているらしいのです。いやーご親切にどうもすみませんねえ、アマゾンさん。伊達に仮面ライダーしてない(力の限り関係ない)。
で、結果――。『fukuyama masaharu MAGNUM COLLECTION “SLOW”』。……。ふ、福山……?

「このCDについて――福山雅治がBMGに残したバラードの数々を1枚にコンパイルしたスペシャル・セレクション・アルバム。」

……つ、次行ってみましょうか。うーんと、次はDVDのオススメかぁ。


MOON CHILD 初回生産限定版』

カリスマ・アーティストのGacktHYDEが映像にて夢の共演を果たした、愛と友情のファンタジック・ヴァイオレンス映画。

……。愛と友情のファンタジック・ヴァイオレンス映画? さすがガクト様とハイド様、常人の僕には想像もつかない世界を見ていらっしゃる……。ファンタジック・ヴァイオレンスという前衛的な言語的融合も驚くべき点でしょうが、2003年の現代に「愛と友情」というキャッチコピーを使用するあたりが既に桁違い。120年くらい時代を先取りしてしまっていますね、ガクト様とハイド様は。

日本経済が崩壊し、多くの日本人が移民として海外へ流れていった近未来、ヴァンパイアに血を吸われて永遠の命を得てしまったケイ(HYDE)は、アジアの小さな街マレッパでショウ(Gackt)と知り合い、友情を育んでいくが、やがてショウのグループと街を仕切る地元ヤクザたちとの抗争が始まり…。

……。この間、絵画を好きな友達がフランスのルーブル美術館に行ったときの話をしてくれたんですが、彼は本物の「モナ・リザ」を生で見たとき、感動のあまり感嘆の声すらあげることが出来なかったそうです。真の芸術を目の当たりにしたとき、人間はただ黙ってそれを見るしかない、と。その友達の言葉を、僕はようやく実感しました。僕は、今、時代の創造に立ち会っている。

良い意味で少女漫画的とも宝塚的ともいえる華麗なロマンティシズムを、日本人男性の表情と肉体で初めて体現し得た画期的日本映画。

このレビューを書いた人も、何とかこの映画の偉大さを伝えようとしてあらん限りのレトリックを駆使していますが、無為なことです。言葉では説明できない何かが、このフィルムには宿っているのですよ(見てない人の言い分)。


と、今さらムーン・チャイルドをいじってみたところで何の目新しさもないわけですが、僕は上記の文章を書かざるを得ませんでした。抑えきれない衝動が僕の指を勝手に動かしてキーボードをタイプしているのです。ミエナイチカラが僕を今動かしている、と日本が世界に誇るロック・デュオ、B'zは歌っていましたが、本当にこんなことってあるんですね。このような新しい発見があるから人生って面白くてやめられません。願わくば世界的芸術家ガクト様とハイド様はその才能を世界に向けようなどと思わずに、日本が生んだ天才として生涯日本で活動して欲しいもの(ついでにB'zも)。異国人にはあなた方の価値を認めるだけの度量がない。奴らは偉大な才能を見ても嫉妬するか排除するしか脳がないんだ。だからガクト様ハイド様タク様、ゆめゆめ外国進出なんてお考えにならぬよう。お願いいたします。


オリコン1位連続記録とかさ、ギネスに申請したって鼻で笑われるどころか、その鼻にシングル盤を乗せて「HAHAHA,UFO on my nose!」とかアメリカンジョークに使われた挙句、その上にビーズのシングル全部乗っけて、「WAO! Fantastic nose tower!」なんて笑いの種にされてさ、しまいにはそのアメリカンジョークが「鼻の上にCDを20枚乗せて高笑いしながら1分耐えた」とかいう馬鹿げたギネス記録に発展したら、もう泣くしかないでしょう? だからやめとこうよ。お願いだよ。(何故か途中からビーズ批判になるという支離滅裂さ)(ファンの方、本当にごめんなさい)(彼らの良さが全くわからない僕は大馬鹿者です)(『ウルトラソウ、ヘイ!』を初めて聴いたとき食べてたあられが気管に詰まって窒息で死ぬかというほど笑いました)