noodles 『long long chain 』

mikadiri2003-10-12

ヌードルス。知る人ぞ知る、ガールズバンドの大御所です。僕がなぜ知ってるのかというと、まあ大方の予想通りピロウズ繋がりですね。山中さわおヌードルスに入れ込んでしまい、入れ込みすぎでプロデュースすることになってしまい、ピロウズヲタの僕がそれを見逃すはずがない、と。
もともとは弁天レーベルでやっていた彼女らですが、どういう経緯か知りませんがデリシャスレーベルへ移籍。コンスタントにミニアルバムを出していき、上々の評価を得ます。そして満を持してリリースされたフルアルバムが、この『long long chain』。
リーダーズピクシーズなど、その辺のギターロックに色濃く影響されたサウンドは、女流バンドながらかなり骨太(ドラムスのオカズの感覚など、僕好み)。ズンズン響いてきます。そして独特のポップ感覚と腰が砕けそうになる激甘ボーカルが相まって最強。もちろん、女の子的感覚で歌われるかわいらしい曲もあります。
M1「MUSIC LIFE」は、ほぼ4つのコードしか使っていないのに信じられないくらいポップ。M2「HUSH BELL」――ガッシュ・ベルではなく――疾走感溢れるナンバー。単音のギターソロは稚拙ながらも魅力十分です。ライブで初めて聴いたとき、「ついに来るかヌードルス時代!」とか思ったもんです(来ませんでしたが)。M9「Booster」、間違いなく名曲。他にも良い曲がたくさんあります。
これぞヌードルスの最高傑作だ、という意見に反論はあまりないはずです。ヌードルスを聴いてみよう、という方には間違いなくオススメ。