オフレポ

ダイジェスト
「はじめまして」
「どうも」
「ウツ」
「つーか眠い」
「爽やかな羊飼いが」
ゼルダです」
「お前ら小市民」
「ウツ」
「オツカレさまっす」
「ウツカレさまっす」
「タライ」


当初の予定では、僕がお呼びした和治さんと吉松さん2人だけが観客の予定であって、まあそれに加えて大学の友人が来てくれるかなあ、といった感じで、間違っても動員が二桁を超えることはないだろう、と思っていたのです。しかし時刻が18:30になり開場を迎えると、ぞろぞろと知らない顔が入場してくる。オナゴまでいる。これはおかしい。どう考えてもおかしい。僕主催のライブにオナゴが来るなんて、タコツボに乙姫様が首を突っ込むようなもので、とにかくありえない。僕の知らないところで何かが起こっているっ……! この日本を危うくさせる何かがっ……!

えーと、この問題はライブが始まった途端解決しました。出演者のイケメン君(知らない人)がその人脈を活用し人を呼びまくったらしいです。ああ、そう。さすがイケメンですね。僕はイケメンには厳しいのです。「まさかこのオナゴどもは俺を見にやってきたのかあ? ひいふうみい、こんなに一晩で相手出来ねえよ」なんてちょっとでも思った僕はいったいどうすればいいのか。人の純情を弄びやがって。畜生! えー、イケメン様、たくさんの人を呼んでくださってありがとうございました(土下座)。



さて肝心のライブレポ。一バンド目、そのイケメンさん(そういや名前しらねえ)のバンドです。アコギで日本的な曲を演奏。歌唱力に呆然。三バンド目も同じようなメンバーで、ときたま轟音が鳴り響いたり、イケメンさんが歌ったりしました。


注目は二番目に出演した「ホーチミン」。厨房度が高い(失礼)バンドでして、毎回何をやってくれるのか非常に楽しみでした。「すぐ終わるので聴いてください」というMCで自虐的に始まったライブは、いきなりヘビーなリフから。なんだこれは、普通にカッコいいじゃないか。そう思っていると、いきなり飛び出すパンキッシュラップ! 「俺らホーチミンお前ら小市民!」ライブハウス内に響き渡るアジテーションの声。観客(の一部)から湧き上がる爆笑。残念ながらリリック(笑)の細かい内容までは聞き取れませんでしたが、しっかり韻を踏んでるのは聴こえた。そして笑った。さすが革命的左翼バンドホーチミン
その後何曲かパンクの定番を演奏(クラッシュやジャムなど)し、ノッてきたところでギターとベースが交代。何が始まるのかと思ってみていると、ギターがフレーズを弾き始める。ディレイのエフェクターを使い、溢れ出る幻想的な音階。なんだったか、どこかで聴いたことのあるメロディー。なんだ、思いだせん。なんだ。この単調なベースラインもどこかで聴いたことがある。なんだったか。
曲が終わり、MC。「今のはオリジナルで、『ゼルダ』という曲でした」ゼルダだったー! 爆笑。ゲーム・ミュージックを3ピースでやるなよ。このネタには場内の至るところから笑い声が。カッコイイぜ、ホーチミン



で、最後、トリを努めたのが僕ら「U2」なわけですが、ステージ上ではかなりテンパってまして、レポートを書こうにもあまり覚えてません。キーボードで「スペランカー」のテーマを弾いたことくらいしか。あと客の半数以上が僕らの登場前に帰っていたこととか、そういうことばっかり覚えてます。一応僕としては、いい出来だったと思います。エレクトロハーモニクスという会社のエフェクター(ロシア製)がちゃんと作動したのは奇跡でしたよ。歌も、皆さんから見れば下手かもしれませんが、僕としてはびっくりするほど声が出ていました。モニターの返りも良かったですし。上出来のライブでした。
ほとんどの人が「キモ!」って思ったに違いないんですが。長髪の暗い男がうつむき加減で絶叫してるんじゃね。無理もないですよ。あ、ちなみに僕以外のメンバーは普通の青年ですよ。僕だけが変。いや、彼らも変か。まあみんなウツなんですよ、人間なんてものは。
U2」のセット・リストを。
1.WE LOVE PEALOUT
2.風
3.羊飼いの歌
4.可愛い人形
5.That dog
6.レゲエ(そういやタイトル知らないな)
7.ラブソング
8.BLUES DRIVE MONSTER (the pillows)

7曲目のはねとらじで少し弾き語ったヤツのバンドバージョンです。和治さんは覚えていらっしゃったようで。さすが。

全て終わって帰るときに、電車の中で和治さんが「これはオフ会じゃない」とおっしゃってました。うん、確かに、これはオフ会じゃねえ(笑)。納得。