”REBEL MUSIC & RABEL CLOTHING”@ SHINJUKU RIQUID ROOM

初のリキッドルーム。携帯からの更新でも書いてますが、ビルの七階にあるという日本で一番標高の高いライブハウスじゃねえか、というくらい高いところで、しかもエレベーターがぶっ壊れていて階段を使わざるを得ず、7階に着いたときには既に息切れを起こしていました。喫煙者にはキツイ洗礼ですね。
予想よりだいぶ広かったので少し驚きました。渋谷にあるAXとクラブクアトロの中間くらい。1500人くらいは入るんじゃないでしょうか? それにしてはロッカーが少ないなあと思いましたが、もう何年も前にライブで暴れるのをやめた僕にとってロッカーの有無などどうでもいいことで。
DJの人がレゲエやスカやソウルなど、踊れる音楽を流しているのを聴きつつ開演待ち。前日寝ていなかったために睡眠欲がピークに達していましたが、何とか耐えます。
トップは「bonobos」と書いて「ボノボ」と読むバンド。彼らについて全く知らなかったのですが、レゲエやスカを基調としたポップ・ミュージックといった感じで、結構気に入りました。ボーカルの人の声がかなり伸びてて、PAでリバーブをかけていたこともあってか、印象的でしたね。耳に残りました。ピロウズ目当てで出かけたライブですが、大抵対バンの人のほうが歌も演奏も上手いんですよね。苦笑。
二番目。セッティングの時点でもうわかっていたんですが、ピアノ、ベース、ドラムの3ピース、クラムボンの登場。しかし会場は冷めたもの(笑)。歓声は起こらず、ぱらぱらと拍手が起きるのみで。「サラウンド」や「Re:残暑」など僕も知っている曲をやってくれました。ピアノベースドラムでここまでの音圧を出せるとは、ビックリしましたよ。そこらのギターバンドよりよっぽど迫力がありました。ベースのミトさんは噂どおりの変態でした。シーケンサーらしきものやエクスプローラーのギターも操り、様々な音を出していらっしゃいましたよ。「サラウンド」で涙腺が刺激されてしまいました。この曲ほんと好きだ。
三番目、NINE DAYS WONDER。ハードコアっちゅうんでしょうか。いろいろなことをやりすぎてワケわかんなくなってるバンド。半分以上寝ていたのでよく覚えてません。頭が悪そうな人がギャーギャーわめいていたということくらい。
そしてついにトリのthe pillows! 「こんばんは、ザ・ピロウズです」というイベント仕様の大人しめMCから、いきなり始まる「Freebee Honey」。もう「アゥイエー」を連呼しまくりです。僕一人で含み笑い。その後も『ペナルティーライフ』からの選曲が中心。さわおが歌詞間違えたり、peeちゃんが踏むエフェクター間違ったり、曲の最後にキメるところが上手くいかなかったり、さわおがジャンプしたあとバランス崩したり(笑)、まあライブ自体はそんなに完成度が高いわけではありませんでした。新曲ばかりだし、しょうがないですね。これからのツアーで完成度をあげていくつもりでしょうから。さわおMCは好調で、「長い夜じゃねえか。家が近いこともあって、途中家に帰って『伊藤家の食卓』見てました」「一回使った油を綺麗にする方法はな、って何のコーナーだよコレ」などと僕のサイトで使えそうなネタばかりを披露。さすが。
アンコールは、アルバムのシークレットに入っているインディーズ時代の曲、「僕はかけら」。まさかやるとは思わなかったので体が動いてしまいました。「I'm broken piece,alone」と歌う35歳。いいですねえ(笑)。
こうして4時間に渡る長丁場は終了。睡眠不足の影響もあり途中だるだるになってしまいましたが、いいイベントでした。クラムボンのアルバムが欲しくなってしまいましたよ。金ないっつーのに。ピロウズはね、ニューアルバムが微妙でもライブは大丈夫でした。「Dead Stock Paradaise」を聴けなかったのは残念ですが、その辺の重要な曲を聴きたかったらツアーに来いってことなんでしょうね。