THE COLLECTERS 『UFO CLUV』

何はともあれ「世界を止めて」。最高に素晴らしい。この曲の為にアルバム買ったようなものですから当然なんですけども。加藤ひさし先生の伸びのある声に古市コータロー先生のカッティング・ギター。そしてラストあたりの転調。一回だけコレクターズのライブを見たことあるんですが、この曲の時はものすごく盛り上がってました。それも納得ですよ。ポップ・ミュージックっていうのはこういうのを言うんだよ、と教えてあげたい。いや、誰に教えるんだよ。とにかく良いってことです。

そうさひととき / ほんの少し / 神様時間止めて / このままキスさせて / ずっとずっと
神様世界止めて / 明日を遠くして / ずっとずっと / Oh,Baby

僕が女の子だったら濡れそうな歌詞ですね。ライブ中黄色い声援が途切れなかったのも当然というべきでしょうか。加藤さんは決してイケメンではないのですが、カッコイイことやれば顔面は問題ではないってことでしょうね。

ピロウズの初期、『WHITE INCARNATION』あたりですが、さわおはこういうことをやりたかったのかな、とコレクターズを聴きながら思ったりして。まあ実際は出来なかったわけですけどね。やっぱり歌がねえ。山中さわお加藤ひさしを歌で比べちゃいけない(笑)。PEEちゃんと古市コータローってのも分が悪いですしね。まあピロウズはその後方向転換して成功したのだからよしとしましょう。



余談になりますけど、このアルバムの『UFO CLUV』というタイトル、僕がこの前ライブを行ったハコの名前と同じなんですよね。果たして偶然の一致なのでしょうか。僕の答えは、否。あそこは壁の内装をゆらゆら帝国の坂本氏がやっていたり、モッズ系のイベントが今なお行われていることもあったりで、ネオモッズ最前線のコレクターズと無関係であるとは思えません。コレクターズがUFO CLUBでライブやってたりしないかなあ。そしたら僕は加藤氏やコータローと同じステージにたったということになるわけで、それだけで失禁寸前。