更新報告とピロウズ雑感

mikadiri2004-02-16

「say hello to the RockStars」更新。なんか4日おきの更新に慣れてきてしまいました。こうして人は堕落していくのね。
そういえば昨日久しぶりにピロウズのライブビデオ『Hello,Welcome to Bubbletown's Happy Zoo(instant show)』を見たのですが、やはりこの頃のほうが今より演奏自体はいい、という思いを強くしました。真鍋氏のギターは、当時使用していたストラトキャスターのほうが幅広い音色を出せるので好きです。現在のムスタングは癖が強すぎて単調な音作りしか出来てない。しかもショート・スケールだから高音部が弾きにくそう。今からでも遅くないからストラトに戻してくれませんかねえ。「ムスタングは使いづらいけどそのほうがギタリストとしてはやりがいがある」と彼は言ってて、まあ気持ちはわかるんですけど、まあ僕もムスタングのデザインとか「ままならねー」具合は嫌いじゃないんですけど、ピロウズというバンドにとってそのギターが合うか、というと疑問符を投げかけたくなります。
ベースの鹿島氏は印象的なフレーズ(「ONE LIFE」や「ストレンジカメレオン」のBメロ部分や、「ハイブリッドレインボウ」のベースライン等)をクールにプレイしていて、指弾きっぷりとか見てても職人だなあと思わせます。ライブ収録曲以外にも「Beautiful Picture」などで一回聴いたら耳から離れないくらいのカッコイイフレーズを弾いていて、ああ惜しい人を亡くしたなあなんて思ったり。いや、死んでねえって。
で、山中さわおの歌が段違いに今より良いのは言うまでもなく。ギターもESPのテレキャスター・シンラインを使っていて、控えめな音が良い。リズムを刻むには今使っているフェンダー・サイクロンよりもテレキャスの方が適してると思うんですけどね。しっかし中途半端なフェンダー・メキシコのギターなんて買っちゃって、何やってんねんって話ですよ。テレキャスと比べるとホント安物の音がするんですよあのギター。「ハイブリッドレインボウ」の前奏を聴き比べるとわかるんですけど、薄いディストーションをかけて曲の雰囲気が台無しです。歪ませりゃいいってもんじゃない。――っと文句ばっかり言ってますが、佐藤シンイチロウさんのドラムは今も昔もきちんとしていて、さすが。
まあこれは僕個人の好みの問題ですけれど、やはり昔のほうがバンドとしてまとまっているような気がします。「ハイブリッド・レインボウ」のライブ映像を見てて、いっそうその思いを強くしました。前奏で無駄に「Can you feel?」と煽ったりしませんし、最初静か→サビで一気に爆発というこの曲本来の魅力が出てますし(最近の演奏はサビ前に盛り上げてしまっているのです)、サビでの山中さわおのボーカルも力が感じられますし、「I can feel」と歌う部分で無駄にタメを作ったりしてませんし。『LITTLE BUSTERS』発売当時のライブを生で見てみたかったですね。なんかほんとに「今」のピロウズにケチつけまくってますけど、まあこれは愛ゆえにだからであって、誤解しないでください。ピロウズのやることは何でも正しい、なんて盲目的なファンにはなりたくないので。