キセルのニューアルバムがCCCDだったということで、騒動が起きているみたいです。僕はキセルを聴いたことがないのですけど、聴いたことないからといて「CCCD化は気にしない」なんて馬鹿なことは言いませんよ。なぜ不完全な商品を消費者に売りつけようとするのか、ますますレコード会社への不信感が募るばかりです。コピーコントロール著作権保護のために必要だ、ということはわかります。コピーコントロールしてもいいけど方法を考えろ、ってことですよ。なぜSACDDVD-audioといった安全なコピーガード機能を備えたフォーマットを使わないのか疑問です。やっぱりコストなんでしょうかねえ。CCCDでリリースする一方で、SACDでもリリースして欲しいですね。少しくらい高くなってもいいから。で、どっちの売り上げが上か、数字を出してみればいいのではないでしょうか。で、売れるほうを採用すればいいのですよ。しかしCCCDが大不評だとさすがのレコード会社もわかってきているだろうにその姿勢を変えない、ってのは何かもっと深いところに問題があるのかもしれない。ま、その問題はリスナーにとっては全く関係のないことなんでしょうけど。
なんでこんなに騒いでいるのかというと、キセルの所属レコード会社は悪名高きビクターであり、所属事務所はスピードスターであり、くるりと全く同じなんですよ、これが。ということは来月発売になるくるりのニューアルバム『アンテナ』も……。そう考えると、やっぱり口を出さずにはいられません。こんなとこでわめいても意味ないんですけどね。