SPINNERS 『 DANCIN' AND LOVIN' 』(画像は別物)

mikadiri2004-02-25

超有名コーラス・グループであるスピナーズ。これは'79年に発表された、11枚目(正確ではないかもしれない、何せ数が多すぎて)のアルバムです。ちょうど80年代に突入する少し前。80年代といえば、ディスコ。ソウル・ミュージックの大御所も、ご多分に漏れず、ノリノリのダンス・ミュージックを展開されてます。「DISCO RIDE」やら「LET'S BOOGIE,LET'S DANCE」やら、タイトルを見るだけでウキウキしてきますね。もちろんタイトルだけではなく、曲自体もノリノリです。軽快な16ビートの上にスピナーズらしいコーラスが乗っかって、お祭り気分ですよ。ついつい足がステップを踏んでしまう。
1979年当時で既に20年以上のキャリアを持っていた(らしい、詳しくは知らんです)にも関わらず、スピナーズが人気を誇っていたのは、ひとえに「流行への柔軟さ」でしょう。時代の流れを素早くキャッチして、それをスピナーズ風に料理してしまう。そりゃヒットするわ、って話ですよ(日本だとヒットしてないらしい。『らしい』ばっかだな)。70年代初頭のニューソウルばっかり聴いていると、80年代のディスコ・サウンドを軽視しがちですけど、これはこれで無条件に踊れるから大好きですね。逆に70年代初めごろに、スピナーズがどういうソウルミュージックを作り出していたのか興味が湧いてきました。今度レコード漁ってみるか。