noodles 『 Fuzz hill 』

mikadiri2004-06-29

USツアーも好評だった(らしい)ヌードルスのミニアルバム。今回もプロデュースはピロウズ山中さわおとサロンミュージックの吉田仁が担当し、デリシャスレーベルからのリリースです。彼女達は前々からフェイバリット・アーティストにBREEDERS(ピクシーズのキム・ディール率いるバンド。『LAST SPLASH』というアルバムは必聴)をあげていましたが、M-1NEW WAVE」にはその影響がモロに出ております。しかし単なる模倣に終わることなく、ヌードルスの個性もきちんと感じられる名曲です。彼女らの個性、これは誤解を恐れずに言うと「演奏の下手クソさ」にあると思います。普通は欠点になるんですけど、ヌードルスに限っては、オルタナティブ・ミュージックというあまりテクニックを必要としないジャンルということもあり、それがプラスに働いてしまっている。『long long chain』というアルバムに収録された「HUSH BELL」という曲のギターソロ(歪ませて単音ごり押し)にその個性はよく聴き取れると思います。ギターポップが好きならば押さえておきたいバンド。なんで人気が出ないんだろう?