仮面ライダーブレイド

「ダサい」と「カッコイイ」を80%と20%のブレンドで融合させ、究極の形に昇華させたのが今回のブレイド先生ですかね。あまり笑わせるな、と言いたい。飛ぶし。青と金色って、切ないくらいに喰い合わせが悪いですね。この番組を見始めた当初は「爆笑」していたんですけど、ここ最近は「失笑」になってきました。僕が文章において目指している理想であるところの「失笑」。そういう面でかなり参考になる。始さんという“真顔の馬鹿”を作り出した点のみでもこの作品は評価に値しますよ。
肝心のストーリーはね、もうどうでもいい。脚本・構成のスタッフによるご都合主義の武装錬金がいかんなく発揮され、とてもつまらない。幼女が自転車で走ってきたシーン、アレは誰が納得するの? あれは始さんで笑いを取るためだけに作られたシーンだとしか思えん。スタッフ悪乗りしすぎ。もしくは無能すぎ。もう少しだけでいいからがんばってください。