週刊少年ジャンプ 40号

武装錬金
先週の巻頭カラーとは打って変わって掲載順が真ん中より後ろに。本当に一瞬たりとも気を抜けない漫画ですね。ここ最近の展開はジャンプ的に見てもイロモノ漫画的に見てもかなりいい線いっていると思うので、本当に心の底から続いてほしい。中村剛太という、読者から愛されるキャラクターも登場し――いや違う、正確には読者の気持ちを作中で代弁する愛すべきキャラクターだ――、なかなかの加速態勢に入ってますよ、武装錬金。今後の展開次第で一般的人気を獲得するのも夢じゃない。
今週はキャプテン・ブラボーの鬼強さとか「あの笑顔を失ってたまるか」で思い出されなかった蝶野攻爵さん(当然)とかそういうのはとりあえず置いといて、もう斗貴子さんでしょう。カズキを助けに来てブラボーと対峙する、その展開は予想できてましたが、その魅せ方ですよ。とにかくカズキのことしか頭にない斗貴子さんの取り乱しっぷりが素敵でした。「あう!」がいいね。「あう!」うん、実にいい(筆者注・僕は変態です)。僕らの代弁者中村君のことも忘れてはいけません。彼がこんなにいい人だったとは、誰が予想したであろうか?
とにかく錬金戦団の中身が少しずつですが見えてきました。もう後戻りできないカズキと斗貴子さん、そして斗貴子さんから離れられるわけがない中村剛太。この三人による逃避行物語が来週から始まるわけですね。今週は鬱も鬱、とんでもない鬱展開でしたが、こればっかりだとちょっと暗すぎるので、なんとか中村剛太君に場を盛り上げていただきたい。期待してます。とりあえず今週の武装錬金を総括すると、「あう!」の一言ですね(筆者注・僕は変態です)。
デスノート
夜神父。それに尽きます。すっぴんミサたんとか新しいデスノートの持ち主とかリュークはどこにいったとか語るべきところは色々ありますがもうそんなことはどうでもいい。この作品の主人公である夜神父による、迫真を超えに超えて「真」に「迫」りすぎた挙句真実にディープキスしてしまうほどの狂った演技が素晴らしい。僕はバイトの休憩中にジャンプを読んでいて、まあ当然コーヒーを飲んでいたわけで、吹き出したコーヒーが紙面に引っかからないようにするのが大変でした。素晴らしい。夜神父。もう一度、素晴らしい。ミサたんに「お父様!」と呼ばれても動揺したりせずに演技をやめないその強靭な精神力に、僕は日本人が忘れかけていた「父」の姿をはっきりと見ました。
銀魂
笑った。が、どこで笑ったのか正確には思い出せない。
シャーマンキング
終わった。師匠(和月)の連載存続のために身を投げ出した弟子のことを僕は忘れない。この漫画、僕はあまり真剣に読んでなかったんですけど、最後のページのアレは作者が渾身の力を込めて放ったギャグなんですか? それともああいう漫画だったんですか? まあどちらでもいいや、とにかく長期連載お疲れ様でした