画像でかいなあ、まあいいけど

「それは理想だよ」
「言えよ理想　理想いわなくてどうする」

『アニメがお仕事！』（1）石田敦子　少年画報社
(ISBN:4785924608)

いい漫画です。アニメーターの二卵性双生児が、夢の現実の狭間で色々打ちひしがれながらも一歩一歩前進していく様子が丁寧に描かれています。主人公は既に「アニメーターになりたい」という夢を叶えているわけですが、この作品ではその奥、“夢のもっと奥”に突っ込んでいってますね。アニメーションと文芸、それぞれ表現技法こそ違いますけど、そういった「ものを創りだす」系の職業を目指している僕にとって、色々と感じることがある漫画でした。ある意味『まんが道』や『G戦場ヘブンズドア』と同系列の作品と言えるかもしれません。タイトルに引かず、一読あれ。