ドクター・ロバート

主に人間様の表皮に起こるさまざまな疾患をいろいろとなんとかしようとする方面の病院、つまり簡単に言えば皮膚科へ行ってきました。「おいおいおいおい、皮を切るなら上野に行けよ」とかいうウィットに富んだ突っ込みは不要ですよ。「おいおいおいおい、烏龍茶のペットボトル使ってアハーンな一人遊びしてて抜けなくなったんなら病院なんて行かずにその辺のおばちゃんの乳でも妄想してろよ」という突っ込みも見当違いですね。まったく、あなた方という愚民どもは、どうしてそうお下品なことしか思いつかないのかしら。そんな下品なことばっかり言ってるようじゃあ、大人になったら苦労しますよ? ええ、絶対苦労しますよ? だって僕苦労してますもの。
とにかく、皮膚科に行ったのです。右手の甲あたりがかぶれまくって荒れまくって、ちょっと見苦しいにもほどがあったので、これ以上悲惨な状態になる前に、1000円か2000円かそこらの医療費をケチらずに、医者に見てもらおうと思ったのですよ。それにしてもこの荒れようは尋常じゃない。合戦のロケが終わったあとのNHK大河ドラマ撮影現場みたいにぐちゃぐちゃに荒れてるんですよ。もしかしたら大病なんじゃないかと、皮膚だけじゃなくて内臓もどっかおかしくしてしまったんじゃないかと、かぶれと見せかけてこれからミギーが生えてくるんじゃないかと、寄生獣よこんにちはかと、心配性の僕は思うわけですよ。しかしそれは杞憂もいいところでした。実際はただのかぶれの酷い奴で、薬を塗れば普通に収まるそうです。個人的には水虫ではないのか、と内心びくびくしていたもんだから、安心しましたよ。しかし、残念なことに、

「右手だけかぶれてて、左手は大丈夫なんですね、ミカヂリさん」
「ええ、先生」
「じゃあ右手を使って行う何かに原因があるのかなあ」
「右手を使って行う、ですか」
「うん、そう。何か心当たりある?」


ここで「オナーニオナーニ自慰自慰シュイーン!」とポーズつきでぶっちゃけられるほど、僕はネタのために身を張れる男ではありませんでした。小さい。実際は、数秒「右手、………」と沈黙したあと、「と、特にないです」と答えたのみで、どもるあたりが、なかなかのリアリティーを醸し出しているとは思いませんか?(先生には『あ、そう』って言われた)