PUFFY『SPIKE』

mikadiri2004-10-01

近所の古本屋に行って色々物色した結果、パフィーの『SPIKE』を買ってきました。200円。で、それを今聴いてるんですけど、これが200円でいいのですか、と不安になるほどいいデキじゃないですか。このアルバムには「海へと」という曲が収録されていて、もともとそれを聴くためだけに買ってみたわけで、「まあアルバムとしてはハズレでもいいやー」などと思っていたのですが、とんでもない。「海へと」をはじめに佳曲揃いですよ。奥田民生を筆頭にいいソングライター陣が揃っているので、まあ悪いものになるはずもないんですけどね。ギターロック的アレンジを施された曲が多い印象ですが(M-11「海へと」はまさにそれ。カッコイイ)、ホーンセクションをフィーチャーしたハッピー感溢れるM-1「ブギヴギNo.5」、パワーポップ丸出しのサウンドパフィーの声がモロハマリなM-2「すみれ」、イントロにおけるドラムのキックとベースとギターのかぶさり具合が絶妙なM-3「問答無用」、いきなりヴォコーダーサウンドで80年代テクノチックに攻めてくるM-4「COSMIC流れ旅」などなど、バラエティに富んだカラフルなアルバムです。うむ、このまま続けると全曲紹介になってしまうのでやめておきますが、まあそれほど粒揃いってことです。M-7「スイスイ」なんて、もろ少年ナイフなギターロックでノリノリ。アメリカで受けるはずですよ。それはそうと、ある曲の途中で何故かエヴァンゲリオンのアレらしき人の声がサンプリングされてて笑ってしまいました。声だけでわかってしまう自分が少し好きです。好きなのかよ。