ステアウェイ・トゥ・星野スミレ

毎日毎日ドラえもん話ばかりで申し訳ないのですが、まあ僕が藤子ヲタでありドラヲタであることはそこはかとなく周知の事実であるので、大人しく読んでください貴様ら。今「周知」を変換しようとしたら「羞恥」と先に候補が出て、パソコンヌという物体は無機物のくせにヒト様の心の奥っぽいところを不意に突いてくるので困りものだネ、と語尾を可愛くして僕の趣味が「羞恥」であることを誤魔化してみた。もはやバイト先のコンビニでドラえもんフィギュアを買いあさることに何の抵抗もありません。
とにかくドラえもんコミックテイストフィギュアの毎日なわけですよ。僕が狙うのは「かったよ、ぼく」でもなく「しんぱいするなよドラえもん」でもなく、大人バージョン星野スミレです。「さようなら、ドラえもん編」というシリーズのコンセプトからはだいぶ外れたところを狙います。悪球大好きの駒田徳弘的人間です。思い切りのいいバッティングが魅力ですが、併殺打が妙に多いところが欠点。で、今日は併殺打でした。端的にいうと、ダブった。購入六日目にして初めてダブりました。何がダブったのかというと、「心配するなよ、ドラえもん」のフィギュアです。未来の世界に帰ってしまったドラえもんのび太がモノローグで語りかける名シーン。これはこれでとてもいいデキなんですけど(原作を読むと今でも涙腺がゆるむ)、まあ当然、二つはいりません。しょうがないのでテレビの上にでも飾って、体育座りで眺めようと思います。陰影の表現が素晴らしいね、このフィギュア。
星野スミレにはまたもたどり着けませんでした。六つ買って、残すは「かったよ、ぼく」のシーンと星野スミレだけなのですが、これからが長そう。食費を削ってまでフィギュア集めに興じる僕は世間的にみれば間違いなくバカヤロウだと思うのですけど、そんなキチガイ・デイズが一生のうち一回くらいはあっても面白いのではないでしょうか、と無職人間お得意の言い訳をしてみる。明日は当てるぞう。