特捜戦隊デカレンジャー

燃えた。燃えました。僕の心だけでなく、画面に集中するあまり存在を忘れていた煙草から落ちた灰により座布団も燃えました。いろいろな意味でやばかった今週のデカレンジャー。「軍隊もの・SWATモード訓練」の後半でしたが、やっぱり作りがしっかりしてるから楽しめますね。カントもびっくりの個人主義を貫くバンが、「宇宙最高のスペシャルポリスになるにはチームワークが必要」ということに気づくまでの過程は、ベッタベタですが良いものでした。もうちょっと激しく仲間割れしても良かったと思うんですけど、子供番組でそこまでやったらかなりのドロドロ具合に子供が泣いちゃいますからね、うん、しょうがない。
残念なのは「抱かれたい犬NO.1」であるボスが完全な、文字通りのかませ犬になってしまったこと。これは犬ファンの僕にとっては辛い。彼は絶対的な力として組織の頂点にデンとして構えていなければならんのです。どうしようもなくなったときにだけ疾風のようにあらわれて疾風のように飛天御剣流抜刀術を披露すればいいのです。かませ犬はテツさんだけで十分ですよ。テツだけで。ああ、犬。僕の犬。強い犬よ、帰ってきて。