題名のない音楽会

毎週興味深い演奏を提供してくれるこの番組。今週は「雅楽」にスポットを当ててます。「篳篥(ひちりき)」や「龍笛(りゅうてき)」は知っていましたけど、もうひとつの楽器の名前がどうしても思い出せなくてイライラし、こうなったら、とトイレットペーパーの芯を望遠鏡代わりにして画面を覗いてもまあ当然無駄で、「ああもうコンチクショー」となったところでちゃんと番組が紹介してくれました。「笙(しょう)」でした。複数の音がいっぺんに鳴る、「プア―――」みたいな、まあなんつうかこれが鳴ってると、「ミヤビであるぞなもし」と呟きたくなるような特徴的な音が出る楽器ですね。好きです。
後半はなぜか東儀秀樹ショウみたいになっていてあまり楽しめませんでした。雅楽と中国楽器の融合、というコンセプトらしいのですが、某十二楽団がブレイクし中国楽器のイメージを固定化させてしまったせいか、二胡が鳴っているだけで「雅」の要素がぶち消されるぶち消される。正直このコラボは成功しているとは思えませんでしたね。リズム打ち込みだし。