題名のない音楽会21

今週はジャズピアノ講座。番組の司会者を務める凄腕ピアニスト、羽田健太郎さんが講師。この人クラシックだけじゃなくてジャズもできんのか。化けモンだ。いっぽう、生徒役は青島広志というおじさん。クラシック専門らしく、「ジャズわかんなぁい」なトボけた演技をしてましたが、普通に凄腕。この二人のコントを交え、「ジャズを教えてくれるピアノ教室はなかなかないので、じゃあここでやっちまおう」という企画なんですが、とても良かった。チャイコフスキーモーツァルトやバッハなどのクラシック・スタンダードをジャジーにアレンジしつつ、ジャズピアノを弾く際のコツというかポイントを押さえていく。「そうだ、京都行こう」のCMでお馴染みの「マイ・フェイバリット・シング」もジャズに。ピアノをちょびりとかじったことがあり、ジャズることへの憧れだけは人一倍な僕にとって、まさにストライクな企画。ラストはウッド・ベースとドラムも加わり、ジャズの定番「枯葉」。いいですねえ。無性にピアノを弾きたくなってくる、とてもグッドなジャズピアノ講座でした。来週は中村紘子。『のだめカンタービレ』の影響でクラシックづいてる僕にとってはたまらんタイミング。本当にこの番組はよいものですねえ(そればっかり)。うちの母がクラシックヲタなので、実家に帰って何枚かCDを貸してもらおうかしら。でも奴はスタニスラフ・ブーニンというちょい昔に一世を風靡した天才(19歳でショパンコンクール優勝)(しかもショパンをぶっ壊した演奏で)の大ファンだから、まっとうな演奏をしてくれるピアニストの音源は持ってないかもしれない。ついでにレコード屋を回ってクラシックを漁ってみることにします。金が。