アクロス・ザ・ユニバース

破壊魔定光』を読みふけっていたらこんな時間になってしまった。これからシャワーを浴びて、歯を磨いて、少し眠ったらもうバイトの時間だ。目まぐるしいね、まったく。やれやれ、神様よ、あまり急かさないでほしいもんだな。こんなにセカセカした人生を送らされちまったら、ユニットバスの排水溝に吸い込まれていく多量の髪の毛に別れの挨拶すらできないんだぜ? 「これまで僕の頭皮の露出を防いでくれてありがとう、嬉しかったよ」って、そんな最低限の礼儀すら払えないんだ。ただ心の中で思うだけさ。難儀なもんだよ、人間をやるってのは。たまに嫌になったりもするけど、やっぱりやめられないんだよな。不思議なもんだ。またどこかで会おう、髪の毛くん。伝えたいこと、いっぱいあるんだ。(「救いようのない無職的生活」を少しだけメルヘンチックに、そしてピースフルに表現してみた)