秋空に舞う枯葉とそれを見つめる徘徊老人

アニメ版ドラえもんの訃報をものともせず紅茶を飲みながらチョコケーキをいただく月曜日の昼、労働階級である貴様ら様方はブルーマンデイまるだしのニューオーダー気分でしょうが、僕はとても晴れやかです。こういうとき、無職も悪くないなあ、と思います。悪くないなあと思いますが、飲んでる紅茶が安物リプトンティーバッグでチョコケーキは「チョコケーキらしい代物」であるので、決して良くもないですね。ほがらかに中途半端な休日です。近況ですか? そうですねえ、DJイベントへ向けて作ったセットリストの再生回数が100を越えました。聴きすぎです。しかも聴きながら陶酔してます。座椅子を倒し、背もたれに身をあずけつつ、167度くらいの角度で仰向けになりながらヘッドバンキング。確実に危ない人です。あぶない刑事も腰砕けになりつつ「フ、フフフフフフリーズ!」ってどもって銃を向けてしまうくらい危ない。しかし無駄に充実しています。そんな生活。
アニメドラ云々に関しては、もともと「アニメドラなぞどうでもいい派」というFファンの異端児である僕が言いたいことはあまりありません。ヒゲが顔からはみ出てないドラえもんなどドラえもんちゃうわ、とエセ関西弁で力説したいところですが、そのような誰も賛同してくれないような意見もぐっと飲み込みます。僕のドラえもんは「フーフーフーフーフー」とか笑いませんし、募金運動とかしません。何よりこのサイト(http://misttimes.cocolog-nifty.com/blog/2004/11/post_4.html)のお人が僕の言いたいことを既に、そして完全に代弁してくださっています。もう細部に至るまで完全に同意です。だから僕はあえて何も語らず、ただ、ほこりっぽい部屋の中で、ピロウズを聴きながら、煮汁のような紅茶を飲むのです(この文章は「タイトルと本文は関係ない」という奥田民生的マシマロ方式によって書かれています)。