題名のない音楽会21

先週に続き、番組放映40周年記念企画。最高でした。女性ボーカルを除けば。とまあ、文句は後に回して、まずはクレイトン・ハミルトン・ジャズ・オーケストラとジョン・ピザレリさんに惜しみない賞賛と拍手を。素晴らしい。実際に部屋の中で拍手しちゃいましたよ。そのあとの女性ボーカルで一気に冷めるんですけど、まあ文句は後にして、とにかく良かった。どうやら僕はジャズ・オーケストラよりもジョン・ピザレリのファンになってしまったようです。正確にはビッグ・バンドとジャズりあってるジョン・ピザレリさん。色っぽいわあ。あの歌声、たまりません。表情豊かで、しかもでしゃばっておらず、自然とバックの演奏に溶け込んでる。極めて高レベルで共存してました。あとに出てくる女性ボーカルはその点、でしゃばりすぎで顔面を殴りたくなったのですが、まあ文句は後にして、とにかくピザレリさんカッコイイわあ。ギター、ピアノ、ベース、ドラムのカルテットで演奏した「Yes sir that's my baby」では、先週見せてくれた「ハミングとギターのユニゾン」も見せてくれましたしね。チョーキングやビブラートまで完璧にユニゾン。びっくりした。むしろ凄すぎて笑った。「トゥルリラッ」みたいな装飾音までギターとハミングでユニゾン。化け物ですかこの人。恐れ入りました。ドラムのハミルトンさんも化け物でした(なんだあのドラムソロは。ボンゾか)。このオーケストラ、羽田さん曰く「ソリストの集団」らしいんですが、ということはこの放送で目立ってない方々もみんな化け物なんでしょうか。アメリカ恐ろしい。うむ、とにかく素晴らしかったですよ。先週と今週ぶん、CD化してリリースしてくれないかしら。もちろん、女性ボーカルは抜いて。や、別にあの女性シンガーのことが嫌いなわけじゃないんですが、番組的に挿入する必要性を全く感じなかったわけで。「いい気分なのにヘタレな英語でピーピーわめくな」、とまあ、僕は言いたかったわけですよ。好きな人はごめんなさい。