仮面ライダー剣

ここ最近輝きまくっていたポケモンライダー睦月がただの平凡な仮面ライダーに退化してしまったせいで、もうこの番組は見る価値無いなあと思ってたんですが、僕馬鹿、見当違いも甚だしく甚だしい。僕らには、顔芸の人間国宝であり(紫綬褒章)、児童ポルノ規制に真っ向から反対するロックンローラー・相川始と、騙されることなら右に出るものはいない、信じていいことは信じない、円滑な人間関係を壊すことに生きがいを覚える正義の味方・橘さんがいるではないですか。いやあ、凄い。今週もちゃんと笑えた。安心した。睦月なんかどうでもいい。皆がパーティーをしているところから離れたところで幼女と戯れる始さんでひとしきり笑い、やはり磐石の弱さを誇る橘さんに笑い、「俺が剣崎のことをわかってる」と言いつつわかってない橘さんに笑う。まあここらあたりの橘的迷走は、アンデッドに支配されてるせいってことらしいんですけど、ならば始さんや睦月(アンデッドに支配されてない人たち)がいないところで「剣崎は強いライダーなのに…」とか一人物思いにふける必要はないわけで、そんなことしたら視聴者に「橘さんは操られてないんだね」と思わせちゃうわけで、その後急に狂い始めても、そりゃ僕のようなヒネクレものは笑えるからいいんですけれど、一般の視聴者は無闇に戸惑うってしまう。よくわからんなあ。ちゃんとそのあたり説明できるのかしら。来週を見てみないことにはなんともいえんのですが、脚本が稚拙なだけというオチも十分期待(?)できる。とりあえず真顔の橘さんがカッコつけて首を振るシーンで吹いた。カッコ悪すぎる。あと幼女が一生懸命描いた絵を傷つけた剣崎に、執拗なまでの顔面パンチを浴びせる始さんに吹いた。世界なんてどうでもいい、俺には幼女がいれば。そんな彼の叫びが聞こえてきそうなパンチ。