仮面ライダー剣

腹が、は、腹が、腹がよじれて、死、死ぬ、死んじゃう、何かがまろび出ちゃう! 何故だ、何故劇中の登場人物が己の命を懸けて仲間のために戦っているシーンでこんなにも笑えるのだ! MVP? 橘さんに決まってるだろ! 誰が勝てるっていうんだ。あれほどまでに「自分」というものを持たない正義の味方が今までいただろうか? いない。いるはずない。いていいはずがない。でも存在する。確かに橘さんは存在する。愛しい。橘さん愛しい。ゴホッゴホッ。笑いすぎて涙が出てきた。「カッコイイシーン」が連続していたはずなのに、それら全てが例外なく空回って、生まれるクオリティ。きらめき。素晴らしい。後半はほぼ笑いっぱなしでした。これほど爆発力のある笑いを継続的に届けてくれる奴らなんて、他にいるでしょうか? そんじょそこらの芸人じゃあ太刀打ちできない。M-1? 目じゃないそんなの。
やはりハイライトは「橘さんがチェックメイトしてんのに幼女とラブラブ電話に興じる始さん」のシーンでしょうか。こう書くとMVPはいつもどおり始さんになってしまいそうですが、それは違う。このシーンの主体は橘さん。固まる橘さん。微動だにしない橘さん。そして一瞬にして心変わり。早い。なにこれ。凄すぎる。幼女と戯れる始さんなんて初めてみたわけでもなかろうに、まるでそれが決定打となったかのように心変わり。おかしいですよ! 橘さん!! ちなみに次点は「睦月の棒攻撃を土踏まずで受けて、それ行け橘、銃連射だ!」のシーン。ヘタレの代名詞橘さんが久しぶりに強さを見せ付けたというのに、その格好が、足の裏で攻撃を受けているその格好が、素晴らしくいいザマ。惚れる。ていうか僕書きすぎ。惚れすぎ。カテゴリーキングとともに海に飛び込むときも「橘さん、死んじゃ駄目!」とか露ほどにも思わず、「うはwwwwwwおkwwwwwっうぇうぇ」ともう既に声にならない笑いで。コンボ繋げすぎ。
オンドゥル語がなくてもこの番組は大丈夫。残り数回、このクオリティで突っ走ってくれ。