冬に目覚めた景色

冬目景先生の新刊が発売されたことをつい先ほど知り、これはさっさと、早送りにした所ジョージくらいの素早さで本屋へゴーしなければならないなあと思ったのですが、悲しいことに僕はヒッキー、外に出るのが面倒でたまりません。どのくらい面倒かというと、オーストラリア大陸に散らばったトランプで神経衰弱をするくらい面倒。面倒というか不可能というか、僕は何を書いているんだというか、そのような状態なわけですが、とにかく冬目景先生の新刊の誘惑はでかいわけで、たぶん気づいたら出かけてるとは思います。しかし冬目景先生ねえ、あんた新作をぽんぽん発表するのは別にいいんですけど、既存の連載にケリをつけてから新しいモンに手を出してくださいよ。新作が発売されるたびに同じこと言ってるような気がするんですが、『イエスタデイをうたって』は当然として、『黒鉄』の続きも読みたいんですよ僕は。『羊のうた』を終わらしたからって読者が満足しているわけではございませんよ。『ハツカネズミの時間』とか描く暇があったらまず『黒鉄』。頼む。というか貴女は続き物を書くより読み切りを書いたほうがいいと思います。あ、そうそう、『ACONY』も。まったく、どんだけ停滞させてんねんね、やれやれや(エセ関西弁村上春樹)。