便座に座ると世界が白くなる


Limbo


スローイング・ミュージズ『Limbo』を聴きながら小刻みに身体を揺らし、極大な寒さを凌ごうとする朝ですが、皆さんいかがお過ごしでございますか。女性ボーカルのバンドというものをほとんど聴かない僕も、ブリーダーズ、ザット・ドッグ、ヌードルス、そしてこのスローイング・ミュージズだけは聴きます。この4バンドの特徴をとても簡単にいえば「オルタナティブ・ミュージック」となりますけど、そんなんじゃ何もわかんないのも一緒で、かといってとても難しく説明しても貴重なWEB資源の無駄になってしまいますのでやめておきます。なんというかどれも「変」なんですよね。オルタナなんですから主流のポップ・ミュージック、もしくはロック・ミュージックとはどこかしら異なった点があって当然なんですけど、それが何なのかをうまく説明できないです。コード進行が、とか、使用楽器が、とか、コーラスの音程が、とか、体重が、とか、強引に説明しようと思えば説明できるかもしんないんですが、彼女らの歌を聴くとなんかどうでもよくなります。あんま小難しいこと考えたくなくなるようなポップさなんですよ。しかしブリーダーズはともかくとして、以下3バンド、ことにスローイング・ミュージズに対しての日本における過小評価っぷりはかなり憤慨モノであり、てめーらピクシーズばっかチヤホヤしてねーでミュージズも聴けや、と物腰柔らかにお願いしたくなる次第であります。オススメですよう。――体温をあげるためにここまで書いてみましたが、キーボードを叩く作業というものは意外なほど発熱効果がないことに気づきました。寒い。