週刊少年ジャンプ

ローリング・ストーンズの「ブラウン・シュガー」を聴きながら朝っぱらから酒をかっくらいつつ煙草を吸うのはなかなか気分の良いことです。おはようございます。さてジャンプですが、どん底かと思われた『武装錬金』の掲載順位が少しだけ盛り返していて、少しだけハッピーです。だがしかし、まだまだ安心するわけにはいきません。我々はアンケートを出し続けなければならない。あなたは出しましたか? 出してない? 駄目ですよ出さないと。もったいないオバケがアンケートハガキを食べにきちゃいますよ。これは余談ですけれど、さしものもったいないオバケといえども、『テニスの王子様』におけるページの無駄遣いは抑止できないようです。許斐先生の漫画力は妖怪をも怯えさせる。

武装錬金

わりとあっけなくブラボー戦終了。これには賛否両論あるでしょうけど、僕はまあ、当然のように、賛。朝日が賛賛、おはよう賛、というくらい賛。盲目野郎が、という批判はあえて受けましょう。一応客観的に「この展開のさせ方はどうなんだろうな」と考えたうえでの結論です。「全ての攻撃をほぼ無効化できる」という、漫画のバランスを破壊しかねない武装錬金「シルバースキン」は、早めに無力化しておかないと、今後の話がとんでもない方向にいかねないと思ったのですよ。ただでさえ最近は超能力じみた武装錬金ばかりが出てきていて、槍や鎌や剣や弓などのまっとうな武器が目立たなくなっていたところですからね、インフレ化には歯止めをきかさないといけません。だからシルバースキンにはここらでいったん退いていただいたほうがいい、と僕は考えました。ブラボーとカズキがぬっ殺し合いをする展開は胸が締め付けられてしまって耐え難い、という個人的な思いもあります。最強とも思われるブラボーさんに、カズキの「人を想う力」と斗貴子さんをはじめとした「カズキを想う力」が打ち勝ったということで、いいじゃないですか。それくらい、「想い」が強かったんです。これ以上ないくらいジャンプ的、少年漫画的。にしても、「届け……!」のモノローグが登場するのは二回目だというのに、懲りずに感動する僕は、やっぱりなんだかんだいって信者なのだろうなあ。そうそう、火渡さんが手に負えない場合は、早急に119番すればいいと思います。めだかヶ浜出張所の皆さんが迅速に消火してくれますから。

デスノート

Lやワタリの生死うんぬんのことよりも、夜神息子の顔面に目が惹きつけられてしまう自分は、結局のところあまり真面目にデスノートを読んでないのだろうなあ、と思いました。いい顔です。素晴らしくいい顔。作画に小畑氏を起用した理由がわかります。『デスノート』という作品で印象的なコマを挙げよ、と言われれば、大体の人が夜神息子の顔芸が炸裂している箇所をあげるはずです(東埼玉漫画研究所調べ)。まあなんつーか先々週あたりの謎解きの強引さを目の当たりにしてからというもの、いっそうこの漫画を真面目に読めなくなってしまいました。困り者です。どうせLは死んでないんでしょう。レムたんが何かしらやってるような気がします。そこまで単純じゃないかなあ。まあいいや、僕は小畑さんの画力による一発ネタが拝めればそれでいいです。この作品が異常に崇め奉られている現状には少しだけ違和感を覚えますが。みんな流されすぎじゃないかなー、なんて。 

アイシールド21

ここで入学直後の回転走りを持ってくるか。ええのお。意地と意地のぶつかり合い。燃えます。タイムアウトオオオ! ヒル魔かっこいいねえ。駄目だ、この漫画のことも全肯定しちゃうくらい好きになってる。全てはまもり姐さんがいけないと思います。まもり姐さんの位置に谷亮子的女子が配置されていたら、おそらく僕はこの漫画に見向きもしなかったでしょう。ああ、ああ、引かないで。冗談ですよ冗談。「これは冗談」って言わないと誤解される世の中って、やりにくいですねえ。皆さん、このはてなダイアリーは冗談半分どころか冗談全部で読むくらいのつもりで眺めてくださいね。まもり姐さんのふともも舐めたい。

銀魂

まだまだ動きのある絵を描くのは苦手っぽいですね。でも漫画的魅力に溢れているので、あんま気にせず読めます。漫画的魅力っていうか、ネームの力ですか。一枚の絵に台詞を捻じ込むのが本当に巧いですね。ゴチャゴチャしてるけど、破綻してない。いつもはバカばかりやってる銀さんが急にシリアスモードに入るってのは一長一短ありますが、今回の場合、その「短」が際立ってしまったような。無理やり読者を引きつけようとしてるような感じがしました。ギャグ・コメディを主体とした漫画で一番難しい部分ですよね。いかにして自然な流れでシリアスに持っていくか。『ジャングルの王者ターちゃん』とか、その辺の線引きが絶妙でした。銀魂もその境地を目指せ。

ユート

先週からの新連載ですが、僕は結構好きです。今週始まったのは微妙ですけど、こっちは生き残るんじゃないですかね。ということはつまりまた『武装錬金』の地位が危うくなってくるわけで、困り者です。弱者は淘汰されるのがジャンプの鉄則といえど、うーむ。だからといって他の漫画を貶したりしても意味ないですしねえ。漫画ファンの苦しみ。あとこの作品の主人公を女の子だと思っていた人、あなたたぶん僕と同じ人種なので、フュージョンしましょう。もしくはナメック星人的に同化しましょう。新世界の神になりましょう。ああ、あとこの作品のタイトルを「ニート」と読んでしまった人、つまり僕ですが、死んだほうがいい。

HUNTER×HUNTER

冨樫先生に何があったのかは知りませんが(プレステ2が壊れたのかな?)、ここ最近真面目に描いてますね。そして面白い。やっぱり漫画が巧い人です。ちゃんと描けばこんくらいはほいほいと描けるってのは凄いことですね。

ピューと吹く!ジャガー

久しぶりに初期っぽいハマーさん(フナムシさん)が戻ってきたので、僕は嬉しいのでした。「ウザキャラ」でゴリ押しするのも限度がありますしね。あとビューティー田村もかなり好きなキャラクターなので嬉しい。ジョン太夫と並ぶくらい好き。