五人囃子はヒババンゴ

「明かりをつけましょノンポリに」と初めて言ったのは誰だったのか、最近シナプスニューロンな僕にはちと思い出せませんが、桃の節句ですね。中学時代、体育会系の部活に入っていた僕は、女性の先輩に「あれ、ひなまつりって何の節句だったっけ?」と聞かれ、はきはきと明るく背すじを伸ばして「桃の節句スよ!」と答えたのですが、その先輩は次の日から話しかけてくれなくなり、思えばそのときからでしょうか、日本語ってほんとに面白いなあと文学に興味を持ち始めたのは。「桃の節句ス」のおかげで僕はこうして文学部を卒業しても就職せずにティマティマとウェブで馬鹿なものを書いているのです。そんなわけない。んなわけあるはずがない。だがしかし「桃の節句ス」うんぬんは実話なので(男の先輩には「ようセックス」と、大変可愛がられました)、そうやって無理やり関連づけたほうが自分の人生が面白おかしくなって良いのではないか、とも思います。
何を書こうとしていたのか、最近シナプスニューロンな僕にはちと思い出せません。