仮面ライダー響鬼

面白いと思う。思うけど、やはり斜め上45度から見ると、ということで、真正面から向き合って「面白い」とは、まだ言えません。「仮面ライダー」である必要はあったのかしら。いや、あるんでしょうけど。音撃棒をはじめ、今週登場したトランペット44マグナムとか、「音」に関連するもので敵をぶっ殺すというアイデアは素晴らしいのですが、それを「仮面ライダー」とドッキングするという、元のアイデアを遥かに凌ぐ奇抜なコラボレーションが、大手を振って「仮面ライダー響鬼、面白いじゃん」と言えない要因になっているような気がする。そんなに相性が良くなくなくなくなくない?(ブギーバック) そして「鬼」とかそういった伝奇的要素。欲張りすぎちゃうんか、と。「ならどうすればいい」という対抗案を提示することはできないんですけど、まあとにかく詰め込みすぎなんじゃないの、と。「中学生日記」まで混ぜようとしてるしね。どうも見えてきません、この番組の目的が。「普通に楽しめてる人」もいるのでしょうけど、それは楽しめてるように思えてるだけではないでしょうか。今の段階で普通に楽しめるはずがないんです。トランペットデザートイーグルを見てコーヒーを吹き出すとか、番組終了直後の「仮面ライダー威吹・変身セット」CMを見て笑いのあまり咳き込むとか、そういった単純なリアクションしかできないはずなんです。ていうか僕は、まだまだ序盤で謎があって当然なのに騒ぎすぎです。ごめんなさい。
余談ですが、布施明シクラメンボイスが僕を毎週容赦なく濡らします。いい歌。