YOU'VE GOT A FUNKY MELLOW FELLOW

新しい朝が来た、希望の朝が。その希望の朝に僕はジンジャーエールをぐいと飲み、たおやかにむせたわけでございますが、皆さんお元気ですか。元気にしてますか。僕はですね、気管に若干の微炭酸方面の刺激を感じること以外はおおむね元気です。さてさて、今日は4月2日ですね。突然ですが問題。今日は何の日でしょう? はいそこのあなた。「死にさらせ」 おお あなたひどいひと わたしに くびつれと いいますか。でもさすがはわたしのともだち、「4月2日」の数字と「死に」をかけているわけですね。いいですか、ここ重要です。由緒あるジャパニーズダディーになるためには、このくらいの親父ギャグはすらすらと吐けなければいけませんよ。親父ギャグというものは兎角嫌われがちなギャグの部類に入りますが、それはちゃんちゃらおかしい話で、若いヒップホッパーが多数生息するこの日本、親父ギャグを受け入れる土壌は出来上がっているはずであり、みんな心の奥底では親父ギャグを求めているのです。肩肘を張るのはやめましょう。「俺は東京生まれヒップホップ育ち悪そうなやつは大体友達」だとか、「大体毎回いつも同じメンバーと再会」などなど、真顔で親父ギャグを放つ神々に倣うべきであるのです。「韻を踏む」ことと、「親父ギャグ」は一卵性ソーセージみたいなものであり、「押韻」は芸術であり、つまり親父ギャグは芸術であり、文化です。日本が誇る文学だ。万葉の昔から日本人は「マロはマロンケーキが食べたいまろ」とギャグを飛ばし、「Itオカシ」とお歯黒を見せて笑いあっていたのです。今こそ思い出すべき。僕らが日本人であることを。――朝から僕は何を書いているのだ。


とにかく今日は4月2日、スクービードゥーの新譜『PLUS ONE MORE』発売に伴う全国ツアーの初日であります。場所は、リキッドルーム恵比寿。普段はライブハウスであるリキッドが、今日だけはダンスホールに早変わりすることでしょう。楽しみじゃないか。ひさしぶりに「Little Sweet Lover」で踊り狂いたいんですが、やってくれるかな。原点回帰のツアーだし、きっとやってくれると信じてます。あと「悪い夢」とか「白い蝶々」とか「アフィルグ」とか「NO.3」とか「くもり空のBaby」とか「キミとオレ」とかもやってくれると信じてます。ていうか僕の好きな曲は余さず漏らさず演奏するべきであり、さすれば僕は膀胱に溜まった幾ばくかの小水を余さず漏らすことでしょう。失禁させてください、僕を。――だから朝っぱらから僕は何を書いているというのだ。