『FUKUYAMA FIRE』完成!
http://www.fukuyama-yoshiki.net/
福山芳樹公式サイトにある本人の日記をひさしぶりに読んでみたら、先日ここでもご紹介した『FUKUYAMA FIRE〜A Tribute To Nekki Basara〜』が、マスタリングやらトラックダウンやらとにかく全部終わって、完成したということが記されていました。おお、めでたい。どうやら本当に出るらしいぞ(まだ半信半疑だったりする)。5月25日発売、あと一ヶ月。「トリビュート・トゥ・ネッキ・バサラ???」ってな感じにクエスチョンマークがいっぱい出すぎて窒息死しそうな方は――まあここ読んでる人の半数以上の人がそうでしょうけど――悪いことは言わない、ご自分の世界に帰りなさい。君はここに来るべきではなかった。悲しいことに。「そんなこと言わないでェン!」ですって? そんなら買うしかないですね、『FUKUYAMA FIRE』を。そして福山芳樹のロック魂に心を打たれましょう。心打たれた結果、失笑するか、微笑するか、ヘッドバンキングするか、エアギターするか、その判断はお任せしますよ。
とにかく、完成した、と。そして曲順もちゃんと明記されておりました。以下に転載。
- HOLY LONELY LIGHT
- NEW FRONTIER
- 突撃ラブハート
- DYNAMITE EXPLOSION (Live Version)
- REMEMBER 16
- 夢の道 (Live Version)
- SUBMARINE STREET
- PLANET DANCE
- LIGHT THE LIGHT
- 名もなき果ての街で
- Heart&Soul
- STARLIGHT DREAM (Live Version)
- ANGEL VOICE
- LIKE A FIRE (新曲)
さて、誰にもわからない、そして同意されないお話をしましょうか。まずビックリするのは、自分がこれらの曲を、新曲は除くとして、タイトル見ただけで瞬時に脳内再生できるということ。いずれも名曲・迷曲・謎曲、とにかく音にすれば「メイキョク」なものばかりです。「POWER TO THE DREAM」や「TRY AGAIN」や「MY SOUL FOR YOU」といった、『マクロス7』作中で頻繁に流れた代表曲は収録されてません。これは賛否両論あるでしょうけど、僕のようなFIRE BOMBERオタクにとっちゃあ、それらの曲は既に食傷気味なくらい聴き込んじゃっているので、むしろ収録しないで正解とすら思えます。そもそもHUMMING BIRDでちゃんとレコーディングしているし、改めてトリビュートする必要がありませんしね。他にもHUMMING BIRD名義で既に発表されている楽曲が三つほどありますが、「夢の道」「STARLIGHT DREAM」はライブバージョンだし、「名もなき果ての街で」は福山氏ではなく古屋氏作曲ですから、こうして収録する意義は十二分にあります。特に「名もなき〜」は、ハミングバージョンからして完成度が鬼のように高い名曲でして、これを福山氏がどう料理するのか期待できます。FIRE BOMBERバージョンを聴いたことないので、福山氏が「名もなき〜」を歌う、それだけで御飯が四合くらいは噛まずに食える。わくわく。
何より、「REMENBER 16」「SUBMARINE STREET」という、マイ・ファイアー・ボンバー・ランキングの一位と二位を占めるほど大好きな曲が収録されていることが嬉しい。もうさっき食った四合の御飯を消化しないまま排泄できるほど嬉しい。前文の比喩が果たして「嬉しさ」を表現できているのか甚だ不安ですけれど、とにかく喜んでいます。「SUBMARINE STREET」の、「いつか本で読んだはるか遠い星の / 透きとおった海にお前を連れていこう」っていう歌詞が大好きでしてね、僕は。たぶん日本国民の中に二人くらいは同意してくれる人がいるはずです。名曲ですよ。他にも『マクロス7』劇場版の主題歌あり、菅野よう子作曲の超名曲あり、バカ歌ありの、まだ発売前なのに断言しますけど、好企画盤。福山芳樹の歌声を聴かずに一生を終えるのはあまりにも寂しすぎると思うので、お金に余裕があるブルジョワジーの人は気まぐれでもいいから買ってみてくだされ。