交響詩篇エウレカセブン #4「ウォーターメロン」

タルホさんになら掘られてもいいっていう人、挙手!


(5分)


なんぜよ、その顔面は。その“自信満々で月見バーガーを頼んだのに『今月見バーガーやってないんですけど』って店員に言われちゃった独身男性を見るような顔面”は一体何なんじゃ、って訊いてるんぜよ! もうええ、おまんらとはもう遊んじゃらん! と、日曜日の朝っぱらから読者様方を引かせることに関して右に出るものはいないほどのわたくしです。『おーい!竜馬』は名作ですが、この『交響詩篇エウレカセブン』も、ジャンルこそ違えど名作の予感をぷんぷん匂わす罪作りなアニメです。見ました? 見たよね。見ないはずがないよね。タルホさんのふとももを見ないはずがないよね。全員見たということにして話を進めます。僕がこの作品に入れ込んでる第一の理由は「映像のカッコよさ」であります。ここ最近アニメっつーもんがとにかく沢山作られて沢山放送されとるわけですが、なんか「これ、別にアニメにしなくてもいいじゃん」というものが多いように思えます。それは単純に絵の枚数の多さとかそういう問題じゃなくて、もっと根本的なところ、つまり「これ動かしたらすっげーカッコよくね?」っていう、アニメーション作成欲求の原点を感じさせるものが少ないように感じられる。見てて単純に面白くない。やはりアニメというのは、実写でも特撮でもできないような「映像的ムチャ」をとことんムチャしてやるべき表現方法である、と思うわけで、その点でこの『交響詩篇エウレカセブン』は素晴らしいと言えます。ま、これは最終的には視聴者それぞれの趣味の世界になっちゃうんですけど、僕は単純に、このアニメみて、「かっけー」と思いました。ロボットみたいのがお空をサーフィンするシーンが沢山あって、これがとても爽快なんですよ。もうギュンギュン。僕の胸キュンキュン。かっけー、としか言いようがありません。本当に良いものに出会ってしまうと「かっけー」とか「すげー」とかしか言えない自分が少し恨めしい。
今日放送された第四話でもロボットさんたちがお空をサーフィンしてて、そこに敵さんのロボットさんたちがミサイルぶち込むぜベイベーな状態だったのですが、その辺のギュンギュン具合がどうにもこうにも素晴らしい。アニメってやっぱこうじゃなきゃなあ、と思います。演出法も僕好みのヤツを使ってきてて、音楽の使い方もまた巧く、そういうとこにも痺れるのですが、やはりそれはちゃんと絵が動いてナンボですよ。動きが第一。まだ序盤だから作画も安定してますが、この質を最後まで保てるか。『エウレカセブン』が名作となるかどうかは、そこにかかっているように思えます。結構ストーリーは二の次で楽しんでたり。優先順位は「1・アニメーション、2・タルホさんのタレ目、3・オープニングテーマ、4・ストーリー」となっております。どうなんでしょうねこれ。いやでも、オープニングいいですよ。FLOW頑張ってる。曲単体で聴くと、ストリングスばりばりで狙いすぎな舌打ちソングなんですが、エウレカセブンと組み合わさることによって名曲になってます。エンディングも良い。止め絵でダラダラ流れていくようなありがちなもんじゃなくて、こっちもギュンギュン動いてます。隙がありません。このままガンガン突き進んでほしい。
ここまで読んでくれた人、あなた暇ですね。でも僕はあなたを愛しています。