スペランカー多村仁

横浜ベイスターズ多村仁という選手がいます。横浜ファンの方ならご存知であると思うのですけれど、走・攻・守の三拍子が揃った好選手なのです。しかしいかんせん身体が脆く、ことあるごとに怪我っぽいことをして我々ベイファンをどぎまぎさせるのが得意な困った人です。今年のキャンプは怪我がなく「おお、珍しい」とか思ってたら開幕直前に風邪をひいていきなり欠場しやがりました。レベルが違います。今も身体の調子は決して良くないようです。外野から返球したら右肩に違和感を覚えた、なんていうウワサも。とにかく並みじゃない。手首の強さなんかは球界随一なのに、なぜここまで怪我しやすいのか。わからない。色々な意味で規格外な野郎です。さらに某巨大掲示板群でこんなエピソードを発見しました。飲んでたコーヒーがブシュっと逆流して鼻水とドッキングしかけてそれをゴックンと飲み込みかけた。つまり爆笑した。

「僕自身より、チームが勝てばいい。もちろん、一番の目標は優勝です。
98年に優勝したときは、僕、手術して病院にいましたから」



さらにさかのぼれば高3の夏、横浜高の五番バッターとして県大会優勝を
果たした多村は、胴上げに加わろうとセンターから走っていく途中、
足がつってしまい、歓喜の輪に間に合わなかった。


「みんなが校歌を歌っているのに、僕だけマウンドのところでうずくまって
いるんです。しかもそれが、しっかりVTRに残ってる(笑)。今度こそ
あの輪に入りたい、優勝したときにフィールドに立っていたいですよ」

とにかく並みじゃない。