題名のない音楽会21

たまに変態が変態なことをやらかすのでこの番組は油断できない。音楽的変態に出会うと思わず笑ってしまう機能を持つ僕でございますが、今日は笑いどおしでした。ウクレレの変態とスネアドラムの変態。二人とも変態です。特にウクレレ奏者のジェイク・シマブクロ、名前も少々変態チックですが、それ以上に「ハワイのジミヘン」という異名がその変態ぶりをかなりよく表しています。ウクレレもドラムも変態すぎてオーケストラがついていけてなかった。「WIPE OUT」とか、客観的に聴くとグダグダだったのですが笑えたので良し。というかオーケストラいらなかったなあ。ウクレレとスネアだけ聴かせてほしかった。ところで、僕はウクレレという楽器をよく知らなくて、でも響きは好きで、なんでだろうなあと思ってたのですが、その謎が今日解けました。秘密は弦にあったのですね。ギターとかだと1弦が一番高い音が出て、2、3、4、とだんだん低くなっていきます。それに対してウクレレは1、2、3と下がっていって、4弦でまた上がる。これ知らなかった。ウクレレの醸し出す微妙なポワワン感溢れるコードは、この弦の張り方が作り出していたのです。メカラウロコ。ウクレレを弾きたくなってきました。僕のようなウクレレを触ったことのないド素人に「弾きたい」と思わせたハワイのジミヘン、あんた凄いです。尊敬。ドラムのほうは凄すぎて「叩きたい」と思うまでには至りませんでした。次元が違う。ていうかどうやって叩いてるのかもはやわからない。どっから音出てんねんと突っ込みたくなりました。世界は変態に溢れてますなあ。