ヘビメタさん

なんとなくチャンネルを変えてたら発見したテレビ東京の番組。ヘビメタな人たちが主にギターでヘビメタなことをして視聴者を楽しませるお笑い番組です。すげえ笑った。もともと僕はヘビメタというものを真面目に聴くことができなくて、あまりに大げさなギターソロや曲展開などに笑いの要素しか見出せない人間なのですけれど、だからといってヘビメタやハードロックをバカにしているわけではなく、人間はどこまで真顔でアホなことをできるか、その点を追求している芸術だと思ってます。アホカッコイイっていうのでしょうか。バカっこいいのほうが語呂がいいか。この「ヘビメタさん」という番組、もうその番組名でなんとなくわかるんですが、ヘビメタのバカっこいい側面を前面に押し出しています。面白いのなんの。「日本の歌謡曲は全部ヘビメタにしか聴こえない」と豪語する変な外人がハチャメチャやったり(今日は山口百恵の曲をヘビメタにしてましたが、ギターリフがカッコイイのなんの)、ゲストの野口五郎が周りのテクに絶妙についていけてなかったり(でも巧い)、その野口五郎に外人が絶妙なタイミングで絶妙なツッコミを(笑い目的ではなく素で)入れてたり。笑えすぎる。かと思えばクリームやジミヘンなどの映像が挿入され、彼らの功績が紹介されたり(クリーム時代のクラプトンが映る地上波の番組が他にあるだろうか?)、ちゃんとした音楽番組としても成立している。なんというレベルの高さ。ビックリした。継続視聴決定です。
今日の放送で一番笑ったのは、「立って弾くときのギターの高さはどのくらい?」という質問で、マーティとかいう面白外人が「お腹のあたりでしょう。それ以上は許さん」みたいなことを微妙な日本語で言ってのけたとき。許さんて。ロックだ。