Xbox360なんて欲しくない。欲しくないったら欲しくない。

さて先日、12月10日ですね、僕が「今日はディスクをスピンさせるYOマジ」とラップゥアー口調で息巻いていた頃、世間ではXbox360(以下360)というゲーム機が発売されました。ローリング・ストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」をBGMに、「ハイデフ」とかなんとか言ってるわけわからんCMを皆さんは見たことありますか? それです。なんていうか、一昔に放映されたセブンイレブンのCMと同じ匂いっていうか、センスのよさを見せ付けようとして大失敗っていうか、「何がやりたいのアナタ?」っていう感じなんですが、ていうか何が「ハイデフ」だっつーのっていうね、意味わからんっていうね、滑舌の悪いタラちゃんかっつーのっていうね、「はいでふ!」っていう。なんじゃこりゃ。なんじゃいなこりゃっていう。雰囲気。なのでふ。ぷぎゃー。っていう。


欲しい!!!!!



だって同時発売ソフトに「リッジレーサー6」があるんですぜ? それだけで神だ。ゴッド。ゴッドセイブザクイーン。リッジレーサーといえばですね、実際にはありえない動きで車がビュンビュンとケツを振りながらコーナーを駆け抜けていく爽快感がウリのレースゲームです。僕はこのシリーズが大好きで、プレステで出たやつはもちろん、プレステ2のやつも、ゲーセンのやつもやりました。タイムの速さとかあまり気にせず、ただただドリフトしまくるという(無駄に一回転とか)自己満足甚だしいプレイスタイルですけれども、それでも楽しめてしまう良作なのです。レースゲームが好きってわけじゃなく、リッジが好き。プレステを買ったのはリッジのため。それくらい言い切れてしまう。それが次世代機で出る、と。オンラインプレイ対応、と。アアッー! オゥッー! ついつい変なうめき声をあげてしまう。なんという物欲。欲しい七瀬レボリューション。アッアー!
本体価格40000円。リッジが7000円。もろもろ含めたらおよそ50000円。野比のび助が見たら間違いなく「ゴマンエン!」と叫んで発狂してしまうような、途方もない数字です。無職にとって50000円とは、ただの50000円じゃない。リッジ一本やりたいがためだけに、それだけの大金を支払えるはずがありません。まだ今月の公共料金すら払ってないのに。でもですね、問題はですね、払えるだけのお金はあるってことなんです。そのくらいの貯金はある。全ては「50000円なんてそそそそそんなア」と思ってしまう僕の貧乏根性がいけない。要は50000円が「大金ではない」と思えるかどうかにかかっているのです。
ラーメンズ小林賢太郎は、あるコントのなかで、「40万円」という大金を「時給40万円のバイト1時間すりゃいいんだもんな」という驚きの方法でいとも簡単に「安く」してしまいました。40万円だって安いのだから5万円なんてこりゃもう。安さでさくらやが爆死するくらい安い。驚きの安さ(当社比)。サプライジングロープライズ。先述の小林賢太郎メソッドで言えば、1日1万円の貯金を5日続ければいいだけ。おお、たったの5日で5万円。これまでは「いつか5万円貯めてやるぜ」だったのに、今はもう「5日で5万円」。いつかといつか。プスクスー。ブフー。ブヘヘヘヘヘヘ


え、「お前ってバカ?」ですって? はいでふ。ウウッウー。