2005年をふりかえる
気がついたら年末も年末、あと三日で今年も終わりだ。二十歳を過ぎると時が経つのを早く感じるってのはよく言われることですが、本当ですね。まあ二十歳前から(主に自慰行為中などに)「時間ってマジ早し!」と渋谷系侍口調で思っていた僕でありますから、それほど焦ってはいません。まだまだ人生始まったばかりです。頑張ります。様々な方面で更新が滞ってたりしてますけど、それも頑張ります。まだまだ2005年、始まったばかりです。始まったばかりですが、いろんなことがあったこの年をふりかえってみましょう。
ミュージックオブ2005年
今年聴いた音楽の中で(今年発表されたとは限りません)特に印象的だったのが上に挙げた五作品です。左から見ていきましょうか。個人的に「キング・オブ・パワーポップ」と崇め奉っているシルヴァー・サンの復活を知ったときは実に喜びました。喜びすぎて「ラーヴァ!」と叫びつつ脱衣してしまったほどです。シルヴァー・サンが日本で人気のあった頃、僕は彼らの存在を知らず、後になってザ・ジャムのトリビュート盤で「アート・スクール」のカバーを聴いてから好きになったのでした。つまり僕は後追いファンでありますので、「何年も待たせやがってコノヤロー!」とは思わなかったわけでありますが、とりあえず嬉しいことは嬉しかったのです。内容も実に素晴らしい。ポップすぎるほどポップ。「Garlic」は今年のベスト・ナンバーと言っても過言ではありません。あとは来日してくれれば文句なし。ていうかしろ。
福山芳樹の『FUKUYAMA FIRE!!』も鬼のように聴きこみましたねえ。僕がその昔アニメのオタクだったことは、このサイトを読んでる人ならば知っているかもしれませんが、当時最もハマっていたのが「マクロス7」というアニメでして、「熱気バサラ」という変な名前の主人公の歌声を担当していたのが福山芳樹さんだったのです。あまりに美しく、そしてパワーのある歌声に僕は一瞬でぞっこん。彼がもともとやっていたバンド(HUMMING BIRD)のほうにも入れ込みました。「マクロス7」で使用された楽曲を福山芳樹自らカバーしたのが『FUKUYAMA FIRE!!』なんですが、本当にいいデキでして、思い出パワーもあいまってアホみたいにリピートしたものです。声の衰えは若干感じさせたものの、まだまだ彼は現役です。「NEW FRONTIER」がベスト・トラック。コーラスがきれい。
スクービードゥーについては言葉は必要ないですね。聴こう。
けっこう最近に出たモーサム・トーンベンダーの『Rockin' Luuula』なんですが、今年のベストにあげてもいいくらい素晴らしい内容です。良すぎる。洗練されたロックです。インディーズの頃のヒリヒリした音は聴けなくなってしまいましたけど、音が生み出す空気のヒリヒリ感は間違いなく今のほうがありますね。「in the air」と「ペチカ」が最高です。
最後はSecond Saturday。今年に出たやつじゃないんですが、僕が買ったのが今年なので今年扱いで(今年が多いな)。これくらい万人にオススメできるポップ・アルバムっていうのはそうそうないですね。シルヴァー・サンと雰囲気が似てます。とにかくメロディーがポップ。そんでギターはいい具合にギャアーン。美しいコーラス。もうあとは何にもいらないです、ってくらいポップの要素がブチ込まれてます。ビートルズ「デイ・トリッパー」のリフをパロったみたいなフレーズも出てきてニヤリ。ベタですが「49%」が大好きです。
音楽だけでこの量か。また機会があったら他の分野も書こうと思います。