THE ROCKET SUMMER『calendar days』


Calendar Days


ポップ・イズ・正義。であることを再確認させてくださるロケットなサマーさん。青春時代に戻りてえなあ、あの空気をもう一度味わいてえなあ、って思ってる人が仮に1000万人いるとしたら、ひとり1枚ずつ、1000万枚売れるべきな名盤。ロケット・サマーっていう名前が既にイカしてる。イカすっていう死語をためらいなく使ってしまうくらいイカしてる。友人に「これいいよ!」って感じで勧められ、ネットでの評判を見ても絶賛の嵐で、こりゃ聴いてみるしかないな、って思ったら大当たりでしたよ。ポップ・チューン10連発。これでヤられないヒトはいない。と思う。ギターポップパワーポップっていう枠に収まりきらない、究極のポップ・アルバムです。はしゃぎすぎて頭振って汗が飛び散ってその汗が日光を反射してキラキラしてます。満面笑顔。はちきれそうな緑色の芝生の上、犬と水遊びしてじゃれあってるシーンでもいい。とにかく輝いているのだ。キラキラなのだ。驚くべきことにこのロケット・サマー、ブライスという若者が一人で全部やっちゃってるユニットらしいのであります。びっくりですよ。ベン・クウェラーといい、このヒトといい、うらやましくなっちゃうくらいの才能だ。自分と歳があんま変わらないってのがねえ。負けてられねえですぜ?
とにかく全曲オススメなのですが、晴れた日にチャリンコで疾走、オーライ世界はなんかわかんねえけどまぶしいぜなM-2「Skies So Blue」、ピアノのフレーズが僕のツボをビンビンはじくM-3「This is Me」、僕が女でこんなん弾き語られたら即胸キュンなM-6「That's So You」、これなんて名曲?なM-8「Movie Stars And Super Models」などなどなど、もう全部だよコノヤロウ。書ききれるか。幸運にも今月、このロケット・サマーが来日ライブを行うらしいので、しかもその日お休みなので、突撃しようかなと思います。普段ライブで合唱なんてしませんけど、これはしちゃうよ僕。
てなわけで万人にオススメなこのアルバムなのですが、アマゾンで買おうとすると、国内盤はCCCDで輸入盤はなぜかプレミア価格っていうFuck offな事態になっております。でも僕は新宿タワレコで普通にDVDつきの輸入盤を買うことができました。アマゾンだと「ポピュラー音楽」ではなく「DVD」扱いになってしまってるみたいです。上に載せたジャケをクリックしていただければDVDの商品のほうに飛べます。カスタマーレビューにも書いてありますが、DVDはオマケとしてついてるだけで、モノは普通にCDサイズのケースに入った普通のCDなので、安心してお買い求めいただけます。なんだこの宣伝トーク。ま、こんなちょっとしたすれ違いでロケット・サマーをスルーしちゃってる人がいたらもったいないですからね。