『ディープ・ブルー』を観ました(ネタバレあり)

昨日観た『ダンサー・イン・ザ・ダーク』もこの『ディープ・ブルー』も、どちらもとてつもなく「重い」映画であるけれども、僕には『ディープ・ブルー』の「重さ」のほうが背負いやすそうな気がしました。自分で言っててよくわかってないんですがそんな感じ。いい映画だと思いました。少し冗長気味だったのがとても残念です。ナレーションが多い。うっさい黙れ、と言いたくなる。無駄な情報を与えないでほしい。まあ、最低限の説明は必要なのですけれど、なんか一番最後の締めで説明どころか説教かましやがったので悲しくなった。「人は今も海を傷つけている」って、そんなのはいらないよう。シロナガスクジラ先生が独りでザパーン、ていうシーンを映すだけで終わればよかったのに。もしくは音楽で「説教」を表現するとか。物凄く深く出来た映画なのに、物凄く浅いところでツメかたを誤ってしまったように僕には思えました。いや、良かったんですけどね。良かったからこそ「むう」となってしまう。
と、ここまで書いてふと気づいたのですが、『ディープ・ブルー』って「映画」なんでしょうか。普段映画などを全く観ないので、そのへん全然知りません。映画じゃなくてサイエンスドキュメンタリーであるのなら、説明も説教もあってよいと思います。