漫画の話をしようか。

バイトの休憩時間にいつも雑誌を読むのですが(コンビニバイトの数少ない利点)、今日は週刊少年ジャンプの発売日でして、永遠の少年でありますところの僕は当然ジャンプを手にいそいそとバックルームへ侵入成功。30分という限られた時間の中でどこまでジャンプを読み進めることができるのか。と力んでみたものの、あっさり10分足らずで読み終わってしまいました。理由は簡単で、読むものが少ない。少ないうえに流し読みが多い。一字一句一絵逃さず読んでやろうと意気込んでいるのは『アイシールド21』くらいでした。軽く驚愕。いつの間に僕はジャンプ少年じゃなくなっていたのだ。少年である限りジャンプするべきであるのに、気づいたら僕はジャンプできなくなっている。ホップ、ステップ、の時点でつまづいて鼻を地面に強打して鼻血アートをアスファルトに描いてアーティスト気分になってしまっている。これはよくない。とは思いつつも正直なところなのだから仕方ないのですけど。
はて、そんな少年期を通過してしまったらしい僕が楽しみにしている漫画はなんなのだろう? と考えてみました。連載が待ち遠しすぎて日常生活に支障が出るとか出ないとか、その辺のレベルにまで入れ込んでしまっている漫画はなんだろう。五秒間考えて書き出してみよう。パッと思いつけないのなら、それほど楽しみではないということだ。1,2,3,4,5。

作家名までパッと出てくるのはこんなところでしょうか。7秒後くらいに『おれはキャプテン』(コージィ城倉)が出てきました。ふむう。安心した。僕はまだ少年だ。『絶チル』は少年誌(サンデー)に掲載されているし、『DMC*1』は少年でないと楽しめないバカギャグ漫画だし、『ヴィンランド・サガ』を読むときに僕の身体を走るシピピピといった控えめな電撃は少年漫画が生み出す種類のものだし、『らいか・デイズ』を読んで「竹田あっぁああああん」と悶える僕は間違いなく青春グラフティ一直線である。よかった。ただ単に今のジャンプが僕にはちょっと合わないってだけのようです。
それはそうと、『DMC』は面白いですよ。冗談のわからない女性には決して勧めませんが、冗談のわかる女性、そして世に棲む全ての男性に読んでいただきたい。ヤングアニマルで連載してるんですが、発売日の休憩中にバックルームで爆笑をこらえるのが大変です。『神聖モテモテ王国』というギャグ漫画の金字塔がありますが、それに迫るくらいの爆発力を持っている。「なにげない言葉」で笑わせられるってのは本当に凄いことです。「欲している!」っていう台詞だけで爆笑できる。ああ、皆様の目が痛いぞよ。この文章を読んでヤングアニマルを読んでくださる人がいらっしゃったら、その人は物凄い目で僕を見るのでしょうね。たまらねえ。ゾクゾクすっぜ。