NO NYUGYU NO CRY

シトシト降りますねえ雨ってやつは。とても奥ゆかしい雨でございます。しかし、控えめに降る雨に控えめに濡れた乳牛掲示板は、控えめどころか「ええい、頭が高い、ひかえおろう、乳牛の御前であるぞ、ひかえいひかえい」てな勢いで、サムライのコスプレしたままラスベガスで花札かます(独りで)くらい自己主張なさってました。「ええい、意味がわからん、乳牛掲示板て何だ、説明説明」と怒り心頭な皆様のお顔、とても御美しくいらっしゃいますことよ。説明っつっても、なんのことはない、僕の家の近くに書道教室の掲示板があって、生徒の作品が貼り出されておりまして、その作品に書かれた文字が織り成すワンダフルワールドに僕は魅了されっぱなしなのです。その昔は「乳牛」を八枚並べるという偉業を達成していましたが、最近は路線転換して、さまざまな語句の組み合わせで現代詩壇に喧嘩を売っています。僕はその掲示板が大好きなので、たまにこうして紹介しているのです。詳しくはこのサイトを「乳牛」で検索してください。いろいろ出てきます。ああ、げにまっこと素晴らしきワンダフル乳牛。愛が溢れる。溢れたら平和。つまり乳牛は平和の源。
問題は、そのワンダフルワールドに浸れるのが僕一人ってことじゃな(終わり)。


終わりじゃない。まだ始まってもいねえよ。いくら白い目で見られても負けません。昨日のことですが、乳牛掲示板が更新されていました。僕はブッと吹きました。早朝で人目がないってのもありましたが、おそらく昼間でも吹いてたでしょう。



「子牛」「名人」! 子牛名人! なぜそれを、その二つの言葉を、上下で並べようと考えることができるのだ。そしてなぜ実行できてしまうのだ。恐ろしい。どこまで新しき日本語ロックの道と光を追求すれば気がすむのか。薄氷大陸山里美しい、ときて前置きなく子牛名人。そして子牛子牛のダウン攻撃。容赦がない。ふむう、あなたがた、ヒトをそんな目で見ないほうがいいと思いますよ。ほら、笑って。笑顔が貴様には似つかわしい。