轟轟戦隊ボウケンジャー

こういう単純明快・ベタベタな話で泣ける感性を大切にしたいです。音楽が出色のデキで、否応なく感情が昂ぶってしまう。それに加えて赤い人の過去話でしょ。集団の中で実力が突出した人の過去話、っていうベタな設定に弱いんですよ。それに加えて『プラネテス』の最終回を連想させるしりとりネタでしょ。こういうベタな脚本に弱いんですよ。王道ここにありですね。極めて王道でありつつも、ツルハシとかシャベルとかドリルとかで戦うあたりに深刻なズレが生じていて、そのズレが素晴らしく魅力的。物語の根幹は変に捻らないほうが僕は好きですね。仮面ライダーが捨ててしまったものをかたくなに守り続ける特撮戦隊モノ。いいよー。30周年ということらしいですが、このまま何百年と王道を歩み続けてください。
そうそう、赤い人の元仲間が後々敵として登場とかしたら燃え死ぬ。なので登場して。