横浜 5-12 阪神

http://www.tbs.co.jp/baseball/game/20060427YT01d.html
ファン生命の危機だ。2003年の悪夢を経験したというのに横浜ファンを続けてきた僕が、ついに今年、「ファンをやめようかしら」という気分になっている。理由はつまらんからである。負けるのは別にいいのだ。いや、もちろんよくないが、負けが込んでるからファンをやめようなんていう短絡的な考え方はしない。単純に現在のベイスターズは、ファンやっててもつまらないのである。負の感情しか生まれない。飽きもせず低打率低出塁率の選手を上位打線に置く監督は、もはやガチで頭が狂っているとしか思えない。去年消去法で4番にすえた選手になぜそこまでこだわるのかわからない。負けても負けても「開き直ってやるしかない」と精神論を繰り返す監督。選手の奮起を促したいのだろうが、さっぱり結果を出してないベテランを無条件でスタメンに固定した状態で、どうやって控えの選手にやる気を出せというのか。競争もさせてもらえない若手が奮起するだろうか? 一部の盲目的ベイスターズファンを除いて、大多数の人が「佐伯の4番はおかしい」と思っているはずだ。思わなければおかしい。なのに肝心の監督が「4番? 他に誰がいますか」と狂った発言をしている。「4番の重圧に耐えられるのは佐伯しかいない」とも。他の選手を試そうともせずに。村田という選手がリーグトップレベルの成績を収めているというのに。心の底から意味がわからない。
バントを一度失敗しただけの万永は二軍に落とされた。守備でミスをした古木は打撃好調であるにもかかわらずスタメンを外された。代打で9打数4安打の内川はベンチで干され続けている。しかし1割打者の4番・佐伯は依然として4番に居座り続け、ダイレクトに敗北へ繋がるエラーをした石井琢朗はあいもかわらず1番におり、打撃はさっぱりで守備でもミスがみられる小池は2番にいる。牛島監督の起用法には矛盾が多い。納得がいかないのだ。明らかに特定の選手を優遇している。佐伯・小池はスタメンから外れて当然であるし、石井琢朗は打順を下げて起用するのがまっとうなやり方だ。でも牛島監督はそれをしない。他の選手を試してみようともせず、負け続ける。ファンから見ても「なんで?」と思うし、おそらく他球団ファンも「横浜は何がしたいのだろう」と思っているのではなかろうか。負けてもいい、僕はただ、「勝とうとしてほしい」のだ。戦力が他球団より劣るのは仕方がない。その中でベストメンバーを組んで戦ってほしい。これは無理な願いなのだろうか。
もはや僕は村田・古木・内川・吉村・金城・木塚らの成績にしか興味がなくなってしまった。これは「ベイスターズのファン」ではなく、「選手のファン」だ。いつかまたチームのファンに戻れたらいいなあと思ってはいるけれども、牛島監督のアタマがもう少し柔らかくならないことには無理だろう。