終わるからたまんない

25日と26日、二日続けてスクービードゥーというバンドのライブを見に行きました。見に行った、というよりも踊りに行った、のほうが正確かもしれません。昨日ちょこっと書きましたけど、25日の「Royal Funk-a-lismo!」と題された日比谷野音ライブは、1999年ごろに音楽に目覚めてからというもの、これまで見てきたライブの中でも「最高」と断定できてしまうほどのデキでございました。ここを昔から読んでいる人はご存知かもしれませんが、僕はピロウズというバンドが大好きでして、彼らがバンド結成15周年記念におこなったライブ(通称“916”と呼ばれるもの)、これがとても素晴らしく感動的であり、「916を超えるライブはそうそうねえだろうな」と思っていたのですが、いやはやありました。スクービードゥーピロウズではバンドの音楽性も性格もまるで違うので単純比較はできないのですけれどね。今現在バンドとして日本で一番好きなのはスクービードゥーである、と、うわ、言ってしまった。僕にとってはなかなかでっかいことであります。ピロウズはもちろんバンドとして大好きではあるのですけれど、ぶっちゃけた話、ソングライターでありボーカルである山中さわおのことがゴッド的に大好きなのであって、一方スクービードゥーは「バンド」感が半端なく、グルーヴ丸出しとにかくゴッドで、何回もライブへ行ってるのに「今日はハズレだな」と思ったことが一回もなく、それどころか「今日も最高だった」という感想しか出てこないのです。ピロウズはセットリストによってライブのデキが結構左右されてしまいますが、スクービードゥーは、彼らが音楽を鳴らしているというだけで最高なのです。これ、実はマジで物凄いことなのではないでしょうか。本当に一人でも多くの人に聴いてほしい。日本中で1億2000万枚くらい売れるべきなバンドであります。むろん、ピロウズも日本中で1億2000万枚くらい売れるべきバンドであるという思いも変わりません。音楽は素晴らしい。ほんとその一言に集約されます。
25日と26日のライブ感想を書こうと思ったのですが、指が思うように動きません。両日とも鬼のような濃さで、ちょっとライブの様子を思い出そうとしても、そのあまりの圧倒的度に圧倒されてしまい、チマチマした感想なんて書くくらいなら音楽聴いたほうがいいのではないかと思えてきたので、ミュージックに身体を揺らしつつ余韻に浸ろうと思います。自分勝手ですまぬ。25日、日比谷野音でのライブは後日DVD&CD化されるらしいので(僕がずっと切望してきたスクービーライブ盤がついに実現される!)、皆さんもそれを見て圧倒的度に圧倒されてください。