むんこ『らいか・デイズ』


らいか・デイズ 4 (まんがタイムコミックス)


その様子だと買っていないのでしょう。レモン汁原液を含むほどの口酸状態で繰り返しますけど、とりあえず読んでみてください。そのうえで好きか嫌いかはもちろんあなたの自由。しかし「読まない」という選択肢は有り得ません。この『らいか・デイズ』(副題『たけだ・デイズ』)はもちろんのこと、むんこ先生の作品は全て読んでみるべきだと僕は考えます。だんだんと日の暮れる時間が早まってきて秋の到来丸出しのここ最近、夕暮れの太陽は少しだけ申し訳なさそうに、秋風に震える僕たちを見つめながら辺りをオレンジ色に染めます。季節の変わり目、ほんのちょっぴり寂しい気持ちになったりする。そんなとき、自動販売機で買ったホット・カフェオレのあたたかさといったら、なにものにも代えがたい。そんな「ほっと」な感覚を、僕はむんこ先生の作品全てから感じます。こんな赤面モノのポエムじみた日本語を恥ずかしげもなく書いてしまうほど、彼女の漫画は暖かい。人間が描かれている。つまり人間とは、暖かいものなのだ。僕はいつもそう思う。この10月、むんこ作品がコミックスや増刊号などたくさん発売になりますが、果てしなくグッド・タイミング。わかってらっしゃるよ、ホントに。ちなみに今日、同時発売の「まんがタイム」に掲載された『だって愛してる』(もちろん、むんこ先生作)を読んで、「あぁぁぁあああん」と悶えました。もう一生ついていく。そんな勢いです。