むんこ『はいぱー少女 ウッキー！』
さあここ読んでいる人でこの漫画を買っ――てない人、そう買ってない人、ちょっと座ってみてくれる？ はいシッダンオール！（sit down all）やっぱみんな座るぅ！ 静粛か！ 卒業式か！ 一同着席か！（笑）来賓祝辞か！（笑）市長は電報か！（笑）（当はてなダイアリーの新たな可能性を模索し見事に迷走しておる最中です）
とまあ、一昔前なら本当に全員シッダン（sit down）だったでありましょうが、ここ最近はむんこ先生のパワーが凄まじく、漫画ファンなら嫌でも気がついてしまうくらいの輝きを放っていらっしゃるので、「もちろんボート（bought）よ！」と僕の眼球にコミックスをねじり込んでくるお方もいらっしゃるかもしれません。「buy」の過去形って「bought」だったよな？ とわざわざ辞書で確認してから書いている大卒の僕も、もちろん買いました。メールで「むんこ先生読みました！」と送ってくださる方もいらっしゃって、こりゃもうむんこの天下が近づいてきているのではないかと、ゴールデンタイムに「むんこ劇場」が放映される日も近いのではないかと、そう考えては一人わくわくしています。真面目な話、『らいか・デイズ』は近い将来『クレヨンしんちゃん』や『コボちゃん』、『ののちゃん』などと肩を並べる国民的漫画になるのではないか、なるべきではないかと、てかもうなってると、そう思――わない人、そう思わない人、ちょっと座ってみてくれる？ はいシッダン電報か！（笑）
話を『はいぱー少女 ウッキー！』に戻しましょう。正直、僕はこの漫画、あまり熱心に読んでいませんでした。もちろんコメディー4コマとしては軽く水準を超えたデキではあるのですが、『らいか・デイズ』『だって愛してる』などなど、他のむんこ作品が異常に良すぎて霞んでしまっていたのですね。しかしある日、『ウッキー』掲載紙を見てひっくり返った。こう来るかと。『ウッキー』のような「漫画色」の強い作品でもむんこ節を炸裂させるかと。僕を泣かせるかと。卒業式かと。（笑）かと。いや違う。それまでのギャグテイストが全て下地になっていたのか、この策士めが！ と思ってしまうくらい、見事にヤられてしまったのです。その回がどんなお話だったのかは、もちろん書きません。買って、読んで、「策士めが！」と思ってください。ちょうど「その回」がコミックス終盤に収録されているので、僕の気持ちはわかっていただけるはず。そして心の友になれるはず。むんこで始めよう友達の絆。キャンペーン半永久に実施中でございます。
連載している4コマが全て良質で、ほぼ全て掲載紙の表紙に登場するという化け物作家むんこ。彼女の勢いはどこまで続くのでしょう。『だって愛してる』の2巻をさっささっさささｓｓっさと出してください。「まんがタイムオリジナル」を読むたびにもう辛抱たまらぬ。『らいか』のように2誌で連載してくれんかね。さすがに死んじゃうか。僕が嬉しさのあまり。葬式か！（笑）
