熱き星たちよ

二日ほど家をあけておりました。ひさしぶりの我が家でくつろぎつつ、星を見る。星? 昼なのに星が見える。このサイトの日記タイトルの横に、見慣れぬ星が鎮座している。なんだこの星は。僕の家は北極ではないのでこれは北極星ではない、と論理的に考える。僕は今のところ死ぬ予定もないのでこれは死兆星でもない。北極星でも死兆星でもないとなれば一体全体なにセイなのだ? 僕は困惑した。とりあえずマウスを操作して星に触れてみる。子供のころ、届きそうで届かなかったあの星に、今僕は触れることができる。すると星が増えた。宇宙が広がっている。今まさに、僕の手によって、宇の宙が作り出されている。そうか、こういうことだったのか。この星は北極星でも死兆星でもない。むしろ今この世に存在するどの星でもない。はてなダイアリーを読む人ひとりひとりが自由に生み出せる、新しい宇宙なのだ。僕は自宅警備をしながらにして小さな創造主になれるのだ。ウェブニーテンゼロもここまで来たか。繋がってさえいえれば、誰でも創世記の一章、天地創造の四日目を体験できてしまう。正直インターネットを見くびっていた。現実に打ちひしがれたとき、なにかやるせないことがあったとき、どうしようもなく寂しくなってしまったとき、僕らははてなダイアリーで自分だけの星を見ることができる。その輝きに目を細め、また明日を生きぬいていくのだ。
という機能だと解釈したので、自分で自分の星をクリックしても問題はないと判断しました。