横浜ベイスターズな話。vol.1

横浜ベイスターズファンとして暗い日々を送っているわけですが、低迷するチームにあって唯一期待――というか面白く見れるのが、背番号33番、古木克明
いわゆる松坂世代の選手で、高校時代からその長打力には定評がありました。松坂獲得に失敗した横浜がハズレ1位として古木を指名したわけですが、結果的にこれが良かったのです。
入団してから数年は湘南シーレックスで不完全燃焼の日々を送ってましたが、去年のシーズン後半彗星のように一軍昇格、100打席で9本のホームランを放ち、「未来の本塁打王」としてマスコミがこぞってとりあげました(かなり誇張)。シーズン開幕前も「期待の選手」として巨人の木佐貫ダイエーの和田に負けないくらいの扱いを受けてました(微妙に誇張)。


で――蓋を開けてみると。「古木はわざと三振している」「野球界のファンタジスタ(守備が)」「ソロホームラン王」などと名誉なのか不名誉なのか判断のつけづらい異名ばかりを彼は獲得しました。三振率はダントツリーグトップ、エラー率もダントツトップ、得点圏打率は一割後半と、まるでいいところがありません。
しかし、古木にはそれを帳消しにする(……帳消しにできないかもしれないが)ほどの魅力があります。それはホームラン。必要ないほどの飛距離を生み出すそのパワーは、見るものをとりこにさせます。8.5現在ホームラン数は19本と、少ない打数にしてはかなり打っている方。日本人選手では巨人の二岡(22本)に次いで二位です。これは最下位街道を湘南爆走族もビックリのスピードで爆走するベイスターズにとって、明るい話題といえましょう。これからも僕は、古木のホームランを目的に横浜を応援します。

これからはてなダイアリーで横浜に関する話をすることが多くなるかもしれません。横浜を良く知らない方に、「横浜はただの雑魚集団ではない」ということをアピールしたいのです。というわけで第二回をお楽しみに。

追記・大洋ホエールズ時代からのファンである僕にとって、最下位であるということは慣れっこなんですけど、100敗だけはどうか避けて欲しいものです。あと、勝率をせめて3割に乗せて欲しい。イチローの打率までとはいわないけど、阪神のチーム打率は超えて欲しいのです。無理っぽいけど。