The Rolling Stones 『 Beggars Banquet 』

お酒を飲んでいると、ストーンズが聴きたくなります。なんとなくロックンロールな雰囲気で酔いたいのです。というわけで酒を飲みながらストーンズの傑作『ベガーズ・バンケット』を聴いています。
初めてストーンズを聴いたのがこのアルバムでした。音楽雑誌かなんかで「ストーンズを聴くなら『ベガーズ・バンケット』か『ストリートのならず者』だ!」みたいなことが書かれてて、何も知らないガキだった僕は「そうなのか」と記事を鵜呑みにして『ベガーズ・バンケット』を買ったわけですよ。
いや、とんでもなくカッコイイアルバムです。それまでビートルズばっかり聴いてて、「ストーンズはちょっと……」なんてカワイ子ぶってた自分をブライアントに頼んで撲殺してもらいたかったですよ。こんな凄いバンドを食わず嫌いしてたとは。
とにかく一曲目の「悪魔を憐れむ歌」でやられてしまいましたね。ミック・ジャガーのエロい歌い方、儀式的な(何て言えばいいんだ、あれは)リズムに、キース・リチャードの殺人的なディストーション・ギターソロ。うーむ、カッコよすぎる。他にも「ストリート・ファイティングマン」だとか「地の塩」だとかいう名曲がふんだんに盛り込まれてます。アルバム全体を通してみると結構大人しいアルバムなんですが、それもまた良し。